【2026-27】スタジアムの持ち込み禁止物・手荷物ルール完全ガイド

    本記事の内容
    • クラブ別のバッグサイズ規定(プレミア10クラブ+欧州主要11クラブを公式規約から一覧化)
    • カメラ・ペットボトル・傘・ベビーカーは持ち込めるのか
    • 日の丸やゲートフラッグは持っていけるのか
    • 規定を超える荷物はどこに預ければいいのか(スタジアム・駅・空港)
    • 手荷物検査で実際に何をされるのか、何時に着けばいいのか

    こんにちは。海外サッカーのあるくらし、運営者の「神谷ゆう」です。

    神谷ゆう
    ✅本記事の著者 神谷ゆう
    • プレミアリーグやW杯など現地観戦の経験
    • 海外旅行が趣味(18カ国以上に渡航)
    • 2013年に初めてマンチェスターユナイテッドを現地観戦

    チケットを取って、飛行機とホテルも押さえて、あとは試合を待つだけ。そこまで来て最後につまずきやすいのが手荷物です。海外のスタジアムは持ち込めるバッグの大きさを厳しく決めていて、普通サイズのリュックはまず入れません。

    やっかいなのは、その基準がクラブごとにバラバラだということです。しかも、入口で「大きすぎます」と言われたときに預ける場所があるスタジアムと、まったく無いスタジアムがあります。旅行のついでに観戦する人ほど、当日は荷物を持っている確率が高いので、ここは事前に決着をつけておきたいところです。

    そこで、各クラブの公式規約をひとつずつ確認して、「結局どのくらいのバッグなら大丈夫なのか」と「入らなかった荷物をどこに置くのか」をまとめました。覚えることは1つで済むようにしてあります。出発前に目を通してみてください。

    目次
    1. 結論|観戦当日の手荷物は「小さいバッグ1つ」が正解です
    2. プレミアリーグ主要クラブのバッグサイズ規定一覧
    3. 寸法が決まっているのはドイツだけ|スペイン・イタリアの考え方
    4. バッグ以外の持ち込み禁止物|カメラ・ペットボトル・傘
    5. 応援グッズはどこまでOK?日の丸・ゲーフラ・旗竿の扱い
    6. 規定を超える荷物はどこに預ける?
    7. 空港から直行する日・観戦後に移動する日の荷物の組み立て方
    8. 手荷物検査で何をされるのか
    9. まとめ

    結論|観戦当日の手荷物は「小さいバッグ1つ」が正解です

    先に答えを出します。クラブごとの細かい数字を全部覚える必要はありません。一番きびしいクラブの基準に合わせておけば、それより緩いクラブは自動的にクリアできるからです。

    この1行だけ覚えれば大丈夫です

    長辺20cm・短辺14.8cm・厚み5cm以内のバッグなら、プレミアリーグ主要10クラブとドイツ主要3クラブの規定をすべて同時に満たします。ざっくり言えば「A5サイズの紙よりひとまわり小さい、薄めのポシェット」です。

    この数字は、調べた中でもっとも厳しい2クラブから逆算したものです。リバプール(アンフィールド)がA5サイズ(148.5×210mm)まで、マンチェスター・ユナイテッド(オールドトラフォード)が20cm×15cm×5cmまで。この2つを同時に満たす範囲が、上の寸法になります。

    A4用紙の上に置いた小さなショルダーバッグとスマートフォン・カード・モバイルバッテリー
    ※イメージ。A4用紙(210×297mm)の上に置いた例です。このバッグは長辺約18cm・短辺約12cmで、上限の範囲に収まります。
    「A4サイズならどこでも大丈夫」ではありません

    ネット上でよく見かける「A4まで持ち込める」という説明は、半分しか合っていません。リバプールはA5、オールドトラフォードは20×15×5cmで、どちらもA4では入れません。行き先が決まっているなら、この記事のクラブ別の表でその1クラブだけ確認してください。まだ決まっていない、あるいは複数クラブを回るなら、上の「長辺20cm・短辺14.8cm・厚み5cm」に合わせておけば全部カバーできます。

    そもそも「持ってこない」のが公式の推奨です

    そもそもクラブ側が、バッグを持ってこないよう公式に呼びかけています

    アーセナルは「どうしても必要な場合を除き、エミレーツ・スタジアムにバッグを持ってこないことを強くおすすめします」と明記しています。(出典:Arsenal|Emirates Stadium matchday guideエヴァートンも「大きなバッグの持参は控えてください」としています。(出典:Everton|Bag policy

    トッテナムにいたっては、バッグの規定そのものが「バッグを持たずに来る人の入場を大幅に速くするために作られた」と説明されていて、バッグを持ってきた人は検査のぶんだけ列で待たされると公式に書かれています。(出典:Tottenham Hotspur|Bag policy and prohibited items

    つまり、スマホと財布とカードが入るポシェット1つで行けば、規定で悩むことも列で待つこともなくなります。上着はスタンドで着るので手荷物にはなりません。

    リーグ全体の共通ルールは存在しません

    プレミアリーグ公式サイトには、バッグのサイズに関する全クラブ共通の基準がありません。公式FAQを見ても、バッグについての記述そのものが出てきません。リーグとして出しているのは「持ち物を減らせば検査が減って入場が速くなります」という一般的な呼びかけだけです。(出典:Premier League|Fans reminded to know the plan at stadiumsサイズはあくまでクラブごとの裁量です。行くクラブの公式ページを一度見ておきましょう。

    プレミアリーグ主要クラブのバッグサイズ規定一覧

    日本人観戦者が行くことの多い10クラブについて、公式ページに書かれている規定をまとめました。超えたときにどうなるかもクラブによって違うので、そこも一緒に並べています。

    クラブ持ち込めるバッグ超えた場合預かり所
    リバプール
    (アンフィールド)
    A5サイズ
    148.5×210mm
    ※10クラブ中もっとも厳しい
    入場不可 スタジアム外にあり(£5/£10)
    マンチェスター・U
    (オールドトラフォード)
    20×15×5cm
    (8″×6″×2″)
    ※厚みまで規定
    敷地内に入れない
    →バッグドロップへ
    あり(£5)
    チェルシー
    (スタンフォード・ブリッジ)
    A4サイズ=30×20×10cm
    ※厚みまで規定
    入場不可 クラブ運営はなし
    マンチェスター・C
    (エティハド)
    A4サイズ=12″×8″×3″
    (約30×20×7.6cm)
    リュック類は大小問わず不可
    バッグドロップへ あり(£10)
    トッテナム A4サイズ=21×30cm
    透明バッグは30×30cmまで
    PCスリーブは37×31cmまで
    入場不可 なし(公式に明記)
    アーセナル
    (エミレーツ)
    A4サイズまで
    ※具体的な寸法の記載なし
    入場不可 クラブ運営はなし
    ニューカッスル
    (セント・ジェームズ・パーク)
    A4サイズまで 入場できない場合あり 公式に記載なし
    ウェストハム
    (ロンドン・スタジアム)
    A4サイズまで 公式に記載なし なし(公式に明記)
    ブライトン
    (アメックス)
    A4サイズまで
    ※ヘルメットも同扱い
    バッグドロップへ あり(£7.50)
    エヴァートン
    (ヒル・ディッキンソン)
    A4サイズまで バッグドロップへ
    または場外へ
    あり(£20)

    ※各クラブ公式サイトの規定をもとにまとめています。規定は予告なく変わるので、観戦前に該当クラブの公式ページで確認してください。出典は各クラブ名から順に、LiverpoolManchester UnitedChelseaManchester CityTottenham HotspurArsenalNewcastle UnitedWest Ham UnitedBrighton & Hove AlbionEverton

    表を見ていただくと分かるとおり、「A4」としか書いていないクラブが7つあります。マチ(奥行き)の扱いまで決めているのは、チェルシー・マンチェスターU・マンチェスターC・ドルトムントの4クラブだけです。厚みのあるA4のバッグが通るとは限らないので、「A4だから大丈夫」と考えないほうが安全です。

    もうひとつ注意したいのがマンチェスター・シティです。サイズの話とは別に「リュック・ボストンバッグ・バックパックの類は、大きさを問わず一切スタジアムに入れられません」と明記されています。小さければいいという話ではないので、シティに行く方はショルダーかポシェットを選んでください。

    透明バッグ・ショップの袋の扱い

    クラブによっては、通常のバッグとは別枠で透明な袋を認めています。ただし共通しているのは、規定外のバッグを透明袋の中に入れて持ち込むのはダメという点です。

    • トッテナム:透明の手提げ袋は30×30cmまで。試合前にスパーズのショップで買い物をすると10ペンスで渡される袋が、この基準を満たします
    • マンチェスター・U:自宅から持参した袋も可。ただし20×15×5cm以内かつ透明であること。メガストアの袋は当日の購入品を入れる場合に限り、自席の下に収まれば枚数の制限はありません
    • リバプール:LFCスーパーストアの透明袋は、ストアで買ったものだけを入れる場合に限り可
    • チェルシー:規定外のバッグをメガストアの袋に入れるのは不可

    例外が認められるのは医療目的だけ

    チェルシー・リバプール・マンチェスターU・ニューカッスル・エヴァートンには、薬や医療機器を持ち込むための例外制度があります。リバプールなら試合の48時間前までに専用のメールアドレスへ連絡し、承認メールを当日提示するよう求められる場合があります。チェルシーは専用フォームで、試合前の営業日1日前までの申請です。

    「旅行中だから」は例外理由になりません

    ニューカッスルは公式に、「交通手段や宿泊の事情にもとづく、医療目的でない申請は認められません」とはっきり書いています。(出典:Newcastle United|Can I bring a bag to St James’ Park「日本から来ていて荷物を置く場所がない」は通らないと考えて、預け先を先に決めておきましょう。

    寸法が決まっているのはドイツだけ|スペイン・イタリアの考え方

    ここが意外なところなのですが、スペインとイタリアの主要クラブには、バッグの寸法規定がそもそも存在しません。数字で決めているのはドイツだけです。

    ドイツ:DIN A4で統一されています

    クラブ規定
    バイエルン・ミュンヘン
    (アリアンツ・アレーナ)
    DIN A4を超えるリュック・バッグは禁止。cm表記はなし。やさしいドイツ語版の案内では「便箋1枚の大きさまで」と説明されています
    ドルトムント
    (ジグナル・イドゥナ・パルク)
    DIN A4サイズ、かつ奥行き15cmまで。厚みまで決めている数少ないクラブのひとつです
    フランクフルト
    (ドイチェ・バンク・パルク)
    DIN A4(210mm×297mm)まで。ウエストポーチ・ベルトバッグも可。会場側の案内では「最長辺がA4を超えるもの」が基準と明示されています

    出典:Allianz Arena|Entry controlBVB|EinlassEintracht Frankfurt|Deutsche Bank Park

    スペイン・イタリア:数字ではなく「かさばる物は不可」

    レアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ・マドリードの規約を読んでも、バッグの寸法は出てきません。書かれているのは次のような定性的な禁止です。

    • レアル・マドリード:スペインの王令(RD 2816/1982 第59条)にもとづき、かさばる物(objetos voluminosos)、ベビーカー、避難の妨げになる物の持ち込みを禁止
    • バルセロナ:脚立・スツール・椅子・箱・リュック・スーツケース・自転車・ベビーカー・キックボードなどを「かさばる物」として列挙し禁止
    • アトレティコ・マドリード:禁止リストにスーツケースが入っていますが、バッグの寸法規定はありません

    イタリアも同じで、インテル・ACミラン・ユベントス・ASローマ・ナポリの規則を通して読んでも、バッグのサイズを数字で定めた条文はありません。ASローマにいたっては「スタディオ・オリンピコに荷物の持ち込みは認められません」とだけ書かれています。

    結局、やることは変わりません

    数字がないぶん判断が入口のスタッフに委ねられる、ということでもあります。だからこそ「かさばる物」と見なされない小さいバッグ1つで行けば、スペインでもイタリアでも迷いません。冒頭で出した寸法のままで大丈夫です。

    なお、サン・シーロはACミランとインテルが共用していますが、規則文書はクラブ別ではなくスタジアム単位で1本です(インテルが公開している規約の表題も「サン・シーロ・スタジアム使用規則」で、本文の主語は「イベント主催会社」という中立表現になっています)。バッグについてはどちらの主催でも扱いは変わりません。

    ベルナベウで観戦する予定の方は、入場ゲートの位置や再入場の決まりもあわせて押さえておくと安心です。チケットを取ったあとの当日の動き方はベルナベウ観戦当日の流れにまとめています。

    スタジアムで現金は使えるのか

    財布の中身にも関わるので、あわせて確認しておきます。「場内は完全キャッシュレス」と公式に明記しているのは、調べた範囲ではドルトムントだけでした。売店・移動販売ともカード、Apple Pay、Google Payなどのキャッシュレス決済で支払う、と書かれています。

    逆にフランクフルトは、ビジターエリアの売店について「現金とカード払いに加えてデジタル決済も使えます」と案内しています。つまり現金も使えます。スペイン・イタリアの各クラブには、キャッシュレス限定という記載はありませんでした。

    バッグ以外の持ち込み禁止物|カメラ・ペットボトル・傘

    サイズをクリアしても、中身で引っかかることがあります。日本から持っていきがちなものを中心に見ていきます。

    カメラ:一眼レフを持ち込めるのはドイツの2クラブだけ

    せっかくの現地観戦なので良い写真を撮りたい、という方は多いと思います。ただ、ここはクラブ差がとても大きい項目です。

    クラブカメラの扱い
    バイエルン一眼レフOK。ただし標準レンズ(200mmまで)に限る。望遠レンズ・三脚・カメラバッグは不可。撮影は私的利用のみ
    ドルトムント一眼レフの本体はOK。ただし交換レンズは不可。撮影は私的利用のみ
    トッテナム不可。「プロ用カメラ(レンズ交換式を含む)」と定義
    バルセロナ不可。「レンズ交換式のプロ用写真・ビデオカメラ」を禁止
    ユベントス不可。ビデオカメラと一眼レフタイプを名指しで禁止。双眼鏡・望遠鏡も不可
    アーセナルポケットに入る小型のコンパクトカメラは可。大きなレンズのカメラ・録画機材は不可
    リバプール小型のコンパクトカメラは可。録画機材と大型ボディのカメラは不可
    チェルシー大きなレンズのカメラ・録画機材は不可(コンパクト機の可否は記載なし)
    マンチェスター・U大型ボディのカメラ・録音録画機器は不可
    マンチェスター・C/ACミラン「プロ用カメラ」は不可(線引きの定義なし)
    レアル・マドリード禁止されているのは業務用のTVカメラとプロ用マイク(クラブの明示的な許可がある場合を除く)。試合の映像・音声を第三者に提供することも禁止されています

    レアル・マドリードの出典:Real Madrid|Reglamento Interno de Acceso y Permanencia en Recintos Deportivos(第4条)

    迷ったらスマホで撮るのが正解です

    数値の基準を出しているのはバイエルンの200mmだけで、あとは「大きい/プロ用」という言葉で線引きされています。判断が分かれる余地が大きいので、観戦当日は一眼レフをホテルに置いていくのが確実です。スタジアムの外観やスタジアムツアーの日に持ち出せば、写真は十分撮れます。マンチェスター・ユナイテッドは「ポケットに入るサイズの携帯電話」を明示的に許可しています。

    飲みもの:空のペットボトルは6通りに分かれる

    ここは本当にクラブごとにバラバラで、同じ「ペットボトル」でも扱いが正反対になります。

    扱いクラブ条件
    空ならOKアーセナル/バイエルンアーセナルは500ml以下の空の透明ボトル。バイエルンは0.5Lまでの空の透明PETボトル
    中身入りOK・蓋は閉めたままリバプール500mlの透明ボトルに透明な液体、蓋は未開封のまま
    中身入りOK・蓋は外すマンチェスター・U/バルセロナマンUは500ml以下の透明ボトルの水で蓋を外した状態。バルセロナは500ml未満なら可だが蓋は例外なく外される
    ボトル自体が不可トッテナム/ユベントストッテナムは「あらゆる種類のボトル」「あらゆる液体」を禁止。ユベントスはボトルと蓋の閉まる容器を禁止
    蓋つき容器が不可ACミラン蓋のついたボトル、密閉された飲料容器は不可
    空・蓋の記載なしチェルシー/マンチェスター・C/レアル/ドルトムント500ml超のボトル・缶・瓶は不可、という書き方にとどまる

    共通しているのは缶・瓶・500mlを超えるボトルはどこもダメということです。それと、ドルトムントは「あらゆる種類の飲料」「あらゆる種類の食べ物」を禁止しているので、飲みものは場内で買うことになります。

    給水設備をあてにしないでください

    スタジアム内に給水スポットがあると公式に案内しているのは、トッテナムだけです(「スタジアム内の各所に給水機があります」と明記されています)。他のクラブでは飲みものは売店で買う前提で考えておきましょう。迷ったら、空の透明ボトル(500ml以下)を1本持っていくのがいちばん潰しが利きます。アーセナルとバイエルンでは公式に認められていますし、そうでないクラブでも捨てるだけで済みます。

    傘:全面禁止はチェルシーだけ

    イギリスは雨が多いので気になるところですが、完全に禁止しているのはチェルシーだけでした(「傘は不可」とだけ書かれ、折りたたみの例外もありません)。スタンフォード・ブリッジで観戦する予定の方は、スタンフォード・ブリッジ完全ガイドで当日の入場手順もあわせて確認しておくと安心です。

    • アーセナル・リバプール・マンチェスターU小さい折りたたみ傘は可。具体的な寸法の記載はありません
    • トッテナム1m以内なら可。ただし館内では常に折りたたんだ状態にしておくこと
    • ドルトムント約30cm以上の大きい傘は不可。折りたたみ傘(Knirpsのような小型)は可
    • マンチェスター・C:大型傘・ゴルフ傘が不可
    • バルセロナ・バイエルン・ユベントス・ACミラン金属の石突き(先端)があるかどうかで線引き。石突きのない折りたたみ傘なら可
    • レアル・マドリード先端が木製・金属製の傘と、ゴルフ傘が不可。クラブの内部規則では、傘は刃物や先の尖った物と並ぶ禁止物として挙げられています

    レアル・マドリードの出典:Real Madrid|Reglamento Interno de Acceso y Permanencia en Recintos Deportivos(第4条)

    とはいえ、スタンドで傘をさすと後ろの人の視界をふさぐので、実際に使う場面は限られます。防水のジャケットかポンチョを持っていくほうが役に立ちます。ベルナベウのように先端の素材で線引きされる会場もあるので、傘は宿に置いて、レインウェアで行くのがいちばん確実です。

    モバイルバッテリー・ノートPC・自撮り棒

    デジタルチケットが主流になったので、モバイルバッテリーを持っていきたい方は多いと思います。ただし規定があるクラブは限られます。

    もの規定の内容
    モバイルバッテリードルトムントは明示的に許可(持ち込み可のリストに掲載)。バルセロナは大きさを問わず全面禁止バイエルンは100gを超えるものが没収対象。他の9クラブは公式に記載なし
    ノートPC・タブレットリバプール・マンチェスターU・マンチェスターC・バルセロナが禁止。トッテナムは37×31cm以内のPCスリーブなら可。アーセナルはラップトップバッグを禁止
    自撮り棒アーセナル・チェルシー・リバプール・マンチェスターC・バイエルン・ドルトムントが名指しで禁止。マンチェスターUは「棒状のもの」を禁止
    三脚明示的に禁止しているのはバイエルンのみ(カメラの条項の中で「三脚は不可」)

    モバイルバッテリーはバルセロナが全面禁止という点だけ、頭に入れておいてください。カンプノウに行く日は、スマホを満充電にしてから出かける必要があります。

    ベビーカーは、ほぼどこも持ち込めません

    お子さん連れで観戦を考えている方は、ここを先に読んでおいてください。確認した12クラブのうち11クラブが、ベビーカーの持ち込みを明確に禁止しています(記載がなかったのはユベントスのみ)。

    しかも、預かってくれるクラブが1つもありません

    アーセナルは「ベビーカーを保管する設備はありません」、トッテナムは「クラブはスタジアムで手荷物預かりサービスを運営していません」、レアル・マドリードは「サンティアゴ・ベルナベウにクロークサービスはありません」、バルセロナは「保管サービスは提供されません」、ACミランは「試合日にスタジアムで荷物を預けることはできません」と、それぞれ公式に明記しています。

    対策としては、抱っこ紐に切り替えるか、ベビーカーは宿泊先に置いていくかの二択です。スタジアムに着いてから困らないよう、当日の移動手段を先に決めておきましょう。トッテナムだけは「イベントごとに判断する場合があります」としているので、該当試合のページを確認する余地があります。

    発煙筒・花火・レーザーポインターの類は、当然ながらほぼ全クラブで禁止されています。ドルトムントは発煙筒や花火を見つけた場合、直ちに警察へ通報すると明記しています。

    応援グッズはどこまでOK?日の丸・ゲーフラ・旗竿の扱い

    日本から日の丸や応援フラッグを持っていきたい、という方も多いはずです。ここでいちばん先に知っておくべきことから書きます。

    オールドトラフォードに日の丸は持ち込めません

    マンチェスター・ユナイテッドは持ち込み禁止物として「すべての国旗」を挙げています。例外は「国際試合でそのスタジアムでプレーする代表チームの旗」だけなので、通常のリーグ戦に日の丸を持っていくことはできません(出典:Manchester United|Prohibited items at Old Trafford

    代わりに、日本語のメッセージを入れたゲートフラッグや、選手名入りのタオルマフラーを用意するのがおすすめです。国旗ではないので上の規定には当たりませんし、テレビに映ったときのインパクトもあります。

    大きな旗は事前申請すれば持ち込めます

    旗そのものは、多くのクラブが条件つきで認めています。共通しているのは旗竿(ポール)の扱いが厳しいことです。

    クラブ旗竿サイズ上限事前申請
    リバプール 市販の旗なら可
    直径7mm未満・長さ1m未満
    2m×1m :SLO@liverpoolfc.com へ試合の48時間前まで(写真・寸法・防炎証明を送付)。サーフィン旗は1週間前
    トッテナム 1m以下なら可 最長辺250cm :supporterservices@tottenhamhotspur.com へ最低1週間前
    チェルシー 全面禁止 奥行80cm×幅250cm 記載なし。ただしすべての旗・幕に防炎証明が必須
    マンチェスター・U 禁止 2m×1m 記載なし
    マンチェスター・C アウェイ席は全面禁止 2m×1mまでは証明書不要 2m×1mを超える場合、入場前に防炎証明の提示が必要
    バルセロナ 素材・サイズを問わず棒類は全面禁止 2m×3m超は不可 :クラブの事前承認が必要(連絡先・締切の記載なし)
    レアル・マドリード 柔軟で中が空洞のプラスチック製・長さ1.5mまで・直径2cm以下
    アウェイ席は70cmまで
    記載なし :ティフォ・横断幕・モザイクといった大型の掲出物は、登録済みのサポーター団体がクラブの事前承認を得たうえで掲げる決まりです
    バイエルン 1m超・直径3cm超は禁止物 記載なし 記載なし
    ドルトムント 1.5m超・直径3cm超は禁止物 面積2㎡超はクラブの同意が必要 :クラブの同意(申請先・締切の記載なし)
    ユベントス 記載なし 記載なし :richiesta.striscioni@juventus.com へ。治安運営グループ(GOS)の許可制
    ACミラン 記載なし 記載なし :striscioni@acmilan.com へ試合の7日前まで。所定の書式+身分証の写しを提出し、返信がなければ却下扱い

    レアル・マドリードの出典:Real Madrid|Reglamento Interno de Acceso y Permanencia en Recintos Deportivos(第4条・第7条)

    現実的な落としどころ

    ゲートフラッグくらいの大きさなら、棒を使わず、手で広げられる布だけを持っていくのがいちばん確実です。旗竿はチェルシーやマンチェスターUのように全面禁止のクラブがあり、認めているクラブでも太さや長さの制限があります。2m×1mを超える大きな旗を掲げたい場合だけ、上の表の連絡先へ事前に申請してください。

    防炎処理については、リバプール・チェルシー・マンチェスターC・トッテナムが「fire safety certificate(防炎証明)」の提出や提示を求めています。ただしどの規格に準拠すべきかを明示しているクラブはありませんでした。大きな旗を作るなら、申請のときにあわせてクラブへ聞いてしまいましょう。

    なお、旗や横断幕に載せるメッセージについては、差別的・攻撃的・政治的な内容が全クラブで禁止されています。チャンピオンズリーグなどUEFA主催の試合では、UEFAの安全・保安規則により、スタジアム内外での政治的メッセージが試合前・試合中・試合後を通じて厳格に禁止されます。

    規定を超える荷物はどこに預ける?

    次は入らなかった荷物をどこに置くかという話です。ここを決めておかないと、当日スタジアムの前で立ち往生することになります。

    預けられるスタジアム・預けられないスタジアム

    まず知っておいてほしいのは、荷物預かりがあるスタジアムのほうが少数派だということです。

    スタジアム預かり料金・場所・時間
    オールドトラフォード✅ あり£5/1点。E2駐車場(アウェー用)、N2駐車場、W2 Cosgrove駐車場、Railway Road側のMU財団駐車場の4か所。キックオフ4時間前にオープン、終了笛の2時間30分後にクローズ
    エティハド✅ あり£10/1点。Orange駐車場とGrey駐車場
    アンフィールド⚠️ スタジアム外£5(小型〜ボストンバッグ)/£10(スーツケース・特大)。カード決済のみ。場所はChrist Church, 157 Hartnup Street, L5 1UW(コップスタンドから徒歩5分)。キックオフ3時間前〜終了笛の1時間後
    アメックス(ブライトン)✅ あり£7.50。South East入口の外。ヘルメットも同じ扱い
    ヒル・ディッキンソン(エヴァートン)✅ あり£20/1点。Budweiser Plaza の Accreditation hub の裏。収益は全額 Everton in the Community へ寄付されます
    アリアンツ・アレーナ(バイエルン)✅ あり2ユーロ。Esplanade上のサービスポイント2・3、北側のサービスポイント4、ゲスト入口。博物館の開館と同時にオープン、試合終了の1時間後にクローズ
    ジグナル・イドゥナ・パルク(ドルトムント)✅ ありHelmbude、Turnweg、ゲスト用北側の3か所。スタジアム開場と同時にオープン、試合終了の45分後にクローズ。大きなスーツケースも預けられます(料金は公式に記載なし)
    メトロポリターノ(アトレティコ)✅ ありPaseo de los Colchoneros、ツアー&ミュージアム入口の脇
    エミレーツ(アーセナル)❌ なしクラブはキングス・クロス駅の荷物預かりを案内しています
    スタンフォード・ブリッジ❌ なし「クラブはバッグの預かり設備を提供していません」と明記。バイク・自転車のヘルメット専用の預かりのみクラブが運営(East Stand Concourse南端、キックオフ3時間前〜終了60分後)
    トッテナム❌ なし「クラブはスタジアムで手荷物預かりサービスを運営していません」と明記
    ロンドン・スタジアム(ウェストハム)❌ なし「荷物預かり設備はありません」と明記
    ベルナベウ(レアル)❌ なし「サンティアゴ・ベルナベウにクロークサービスはありません」と明記
    カンプノウ(バルセロナ)❌ なし「保管サービスは提供されません」と明記
    スタディオ・オリンピコ(ローマ)❌ なし「スタディオ・オリンピコに荷物を置ける場所はありません」と明記
    サン・シーロ(ミラン)❌ なし「試合日にスタジアムで荷物を預けることはできません」と明記
    アンフィールドの預かり所は、スタジアムの中ではありません

    リバプールの公式ページは「スタジアムではノーバッグ方針をとっており、荷物の預かり設備はありません」と明言しています。上の表にある£5/£10のバッグドロップは、スタジアムから徒歩5分の教会(Christ Church)で LFC Foundation が運営している別施設です。スタジアムに着いてから探すと間に合わないので、先に教会に寄ってからスタジアムへ向かってください。カード決済のみなので、現金だけで行かないよう気をつけましょう。

    イギリスの主要駅は7駅すべて同じ会社が運営

    スタジアムに預けられない場合は、駅を使います。イギリスの主要駅の荷物預かりは、7駅すべて Excess Baggage Company という同じ会社が運営していて、料金体系も2種類しかありません。

    場所料金(1個あたり)
    キングス・クロスメインコンコース3時間まで £10
    24時間 £15
    48時間 £27.50
    72時間 £40
    セント・パンクラスメインコンコース
    ユーストン16〜18番線付近
    パディントン12番線
    ヴィクトリア8番線6時間まで £10
    24時間 £15
    48時間 £25
    72時間 £35
    マンチェスター・ピカデリー10番線
    リバプール・ライム・ストリートメインコンコース
    ニューカッスル(セントラル)荷物預かりのサービスはありません

    ※料金は1個あたり、かつ時間帯単位(端数も1単位として課金)です。事前予約は不要で、当日そのまま持ち込んで受け取り時に支払えます(事前予約すると優先レーンが使えます)。営業時間は公式サイト間で記載が食い違っているため、利用前に運営会社の公式ページか各駅のページでご確認ください。

    ロンドン観戦なら「駅に預けてからスタジアムへ」が基本形

    アーセナル公式も、荷物がある場合の預け先としてキングス・クロス駅を名指しで案内しています。エミレーツ、スタンフォード・ブリッジ、トッテナム、ロンドン・スタジアムはいずれもクラブの預かりがないので、ロンドンで観戦する日は先に駅のロッカーへ寄ると覚えておけば迷いません。3時間£10なら、試合前後の時間はじゅうぶんカバーできます。

    なお、チェルシー公式は近隣のショッピングセンター(Fulham Broadway)のバッグドロップに触れていますが、「独立して運営されており、クラブとは提携も管理もしていません」と明記しています。トッテナムも周辺業者について同様の注意喚起をしています。使うかどうかは自己判断になります

    空港から直行する日・観戦後に移動する日の荷物の組み立て方

    「到着日にそのまま観戦」「試合のあと夜行で次の都市へ」というスケジュールは、現地観戦ではよくあります。この場合、荷物をどこで切り離すかを先に決めておくと1日がスムーズになります。

    空港で預ける

    到着してすぐ試合、という日は、空港で大きい荷物を預けてしまうのが早いです。主要空港には荷物預かりがあります。

    空港場所・営業時間料金
    ヒースロー4ターミナルに計10店舗。チェックインエリア 05:00-21:00/到着エリア 06:00-22:00。保管エリアは24時間監視3時間 £10/24時間 £15/48時間 £27.50/72時間 £40
    ガトウィック両ターミナルとも保安検査前。North=Level 1(Costa Coffee隣)、South=Level 2(チェックインゾーンE裏)。04:00-22:00同上
    マンチェスターTerminal 2 チェックインホール。毎日 05:00-18:00公式に記載なし
    マドリード・バラハスT1(Floor 0)05:00-23:00/T2(Floor 1)07:00-22:00/T4(Floor 0 到着ホール)05:00-23:002時間 €10/24時間 €17/48時間 €34/72時間 €51
    ミラノ・マルペンサ1階・到着B。毎日 7:00-21:00公式に記載なし
    ミュンヘンMunich Airport Center Level 03(05:00-23:30)/Terminal 2 Level 03(06:00-22:00)〜20kgで5時間 €8/24時間 €12(重量とサイズで変動)

    イギリスの3空港はいずれも事前予約が任意で、当日そのまま持ち込めます。ひとつ注意点として、ガトウィックにコインロッカーはありません。「セキュリティ上の理由でロッカーは設置していません」と公式に明記されているので、有人カウンターの営業時間(04:00-22:00)に合わせて動く必要があります。

    大陸の駅はコインロッカーが使えます

    ドイツの主要駅にはセルフ式のコインロッカーがあり、有人カウンターより手軽です。

    ロッカー料金
    ミュンヘン中央小(24×42×76cm)510台+短時間用104台
    大(44×61×93cm)381台+短時間用195台
    €4/24時間・€2/6時間
    €6/24時間・€3/6時間
    (硬貨払い)
    ドルトムント中央小 180台/大 65台€4/24時間/大 €6/24時間
    (6時間料金の設定はなし)
    ミラノ中央有人の「KI POINT」(1階・商業ギャラリー)。コインロッカーはありません公式に記載なし
    ローマ・テルミニ有人の「KI POINT」(ホーム階・Via Giolitti側)。コインロッカーはありません公式に記載なし

    ※ミラノ中央・ローマ・テルミニの営業時間はいずれも 7:00-21:00 です。

    ミュンヘン中央駅は工事中です

    ドイツ鉄道の公式ページに「ミュンヘン中央駅で進行中の工事にともない、ロッカーの利用可能数が制限される場合があります」という注記があります。バイエルンの試合に行く日は、スタジアム側の荷物預かり(2ユーロ)も選択肢に入れておくと安心です。アリアンツ・アレーナには預かり所があるので、駅で預けられなくても詰みません。

    試合のあとに空港へ向かうなら

    ナイトゲームの後にそのまま空港へ、という日は終電が問題になります。公式に確定した時刻が公表されているものだけを挙げます。

    • ヒースロー・エクスプレス:ロンドン・パディントン発の空港行き最終は23:25(ターミナル2&3に約23:40、ターミナル5に23:47着)。初発はパディントン発4:34(月〜土)/4:55(日)。24時間運行ではありません
    • エリザベス線(ヒースロー空港公式の案内):空港発の最終はターミナル2&3が0:12、ターミナル4が23:47、ターミナル5が0:07(平日)。中心部発の最終はターミナル2&3行きが23:24
    • ピカデリー線:05:00〜23:30の運行。金曜・土曜はナイトチューブが終夜運転。ただしナイトチューブはターミナル4に停まりません
    • ヒースローの夜行バス:23:40〜05:35の時間帯に運行。路線はN9・N30・N40・N140。N9はターミナル5とヒースロー・セントラル・バスステーションから30分間隔でロンドン方面へ
    • マンチェスター・メトロリンク:月〜木 6:00〜24:00/金・土 6:00〜翌1:00/日 7:00〜24:00、15分間隔。ただし公式は「あくまで目安」としており、大きなイベントがある日は運行時間が延長される場合があると案内しています

    ナイトチューブが走るのは金曜と土曜の夜だけで、対象はセントラル線・ジュビリー線・ノーザン線・ピカデリー線・ヴィクトリア線とウィンドラッシュ線です(ウィンドラッシュ線は地下鉄ではなくロンドン・オーバーグラウンドの路線です)。平日のナイトゲームの後は、通常の終電時刻で動くことになります。

    ガトウィックの終電は公表されていません

    ガトウィック・エクスプレスは、通年の初発・最終時刻を公式サイトで公表していません(時刻表は駅ごとの検索かPDF形式です)。ガトウィック発着の便を取る場合は、試合の日程が確定した段階で公式の時刻表を確認してください。なお、ロンドン・ヴィクトリア駅そのものは24時間開いています。

    ホテルの荷物預かりについては、業界として一般化できる公式情報が見当たりませんでした。チェックイン前やチェックアウト後に預かってもらえるかは宿泊先ごとの対応になるので、予約時か到着時に直接確認してください。

    手荷物検査で何をされるのか

    最後に、入場のときに実際に何が起きるのかを確認しておきましょう。結論から言うと、空港の保安検査ほど大がかりではありません。

    まず前提として、プレミアリーグにはリーグが発行する共通の入場規約(Ground Regulations)があり、各クラブはこれをスタジアムに掲示する義務を負っています。その第6条に、次のように書かれています。

    スタジアムへの入場を求めるすべての者は、入場するいかなる者に対しても身体検査を行うクラブの権利を認め、検査に応じることを拒否した者の入場を拒み、または退去させる権利を認めるものとする。

    そして規約の冒頭には「スタジアムへの入場をもって、本規約に同意したものとみなす」とあります。つまりスタジアムに入るだけで、検査への同意が成立しているという建て付けです。(出典:Chelsea FC|Ground Regulations

    ドイツやスペインも同様で、ドルトムントのスタジアム規約は検査の範囲を「上着・ズボン・靴・携行品(バッグなど)」と具体的に定めています。バルセロナは「検査を拒否した者には入場を認めない」と明記しています。

    開場時刻と、何時に着けばいいか

    クラブ一般席の開場公式の推奨到着時刻
    アーセナルキックオフ2時間前
    (上位席は2時間30分前)
    90分前までには到着を
    チェルシー週末は2時間前
    ナイトゲームは90分前
    30分前には場内に入っていること
    リバプールキックオフ2時間前
    (ホスピタリティは3時間前)
    90分前までには到着を
    マンチェスター・Uキックオフ2時間前バッグドロップを使うなら2時間前
    マンチェスター・Cキックオフ2時間前
    (ホスピタリティは3時間前)
    15分前には着席
    トッテナムキックオフ2時間前
    (プレミアム席は3時間前)
    数値の記載なし
    バイエルンキックオフ2時間30分前数値の記載なし
    ドルトムントキックオフ2時間30分前遅くとも90分前には場内へ
    レアル・マドリード一律の記載なし(試合ごとに確認)数値の記載なし
    バルセロナ一律の記載なし(試合ごとに告知)数値の記載なし
    つまり「開場から30分以内に着けばいい」ということです

    プレミアリーグの一般席はキックオフの2時間前に開場し、公式の推奨到着は90分前。この2つを合わせると、開場から30分以内にスタジアムへ着けば、公式が推奨する時間帯に収まります。ドイツは開場が2時間30分前なので、さらに余裕があります。

    検査の中身は、思っているより軽いです

    検査の実際の内容について、「バッグの中身を全部出してください」という指示は、どのクラブの公式ページにも書かれていませんでした。むしろマンチェスター・ユナイテッドは、はっきりこう案内しています。

    バッグとコートは身につけたままにしてください。警備スタッフから指示がない限り、ポケットの中身を出す必要はありません

    (出典:Manchester United|Safety and security追加の検査が必要になった場合は、最寄りの検査台へ案内される仕組みです。

    アーセナルは「ターンスタイルでスタッフが確認できるよう、バッグを開けた状態で並んでください」としていて、検査が済むとバッグにタグを付けられます。チェルシーの入場は「チケットの事前確認 → 身体とバッグの検査 → チケットの電子スキャン → ターンスタイル通過」という流れです。トッテナムは入口の手前に外周ラインを設けてそこでバッグをチェックし、ウェストハムはスタジアム手前の橋の上で全数のバッグ検査を行っています。

    金属探知機についても公式に説明があります

    探知機の使用を明記しているのはマンチェスター・ユナイテッドで、ウォークスルー型やハンドヘルド型の探知機を使う入口があると案内しています。そのうえで「ペースメーカーを使用している方や妊娠中の方を含め、すべての方にとって安全なシステムです」と書かれています。心配な方はこの一文を覚えておいてください。爆発物・花火探知犬が配置されているクラブもあります。

    入口はチケットに書かれたゲートを使ってください

    クラブによっては入場ゲートが指定されています。トッテナムは「デジタルチケットに記載された入口番号へ向かってください。入場が認められるのはこの入口だけです」と明記しています。マンチェスター・ユナイテッドも「チケットに記載された入口へ向かってください」としており、ドルトムントはブロックごとに使える入場エリアを一覧で公開しています。リバプールは「入場口は試合ごとに変わることがあります」と注意を促しています。スタジアムに着く前に、チケットの入口表記を一度見ておきましょう。

    なお、チェルシーは再入場ができません。後半60分以降の入場も認められていないので、外に出る用事は入場前に済ませておいてください。

    まとめ

    まとめ

    覚えることは、突きつめると3つだけです。

    • バッグは「長辺20cm・短辺14.8cm・厚み5cm以内」の1つに絞る。これでプレミア主要10クラブとドイツ3クラブの規定を同時に満たします。「A4なら大丈夫」は誤りで、リバプールはA5、オールドトラフォードは20×15×5cmです
    • 大きい荷物は、スタジアムに着く前に預ける。預かり所があるスタジアムのほうが少数派です。ロンドンなら駅の荷物預かり(3時間£10)、アンフィールドなら徒歩5分の教会(カード決済のみ)、ミュンヘンならスタジアム内(2ユーロ)が使えます
    • 一眼レフと旗竿は置いていく。一眼レフを公式に認めているのはバイエルンとドルトムントだけです。オールドトラフォードは日の丸を含むすべての国旗が持ち込み不可なので、ゲートフラッグやタオルマフラーに切り替えましょう

    当日の鞄の中身は、スマホ・カード・パスポート(またはコピー)・モバイルバッテリー・薄手の上着で十分です。上着はスタンドで着てしまえば手荷物になりません。

    規定はシーズンの途中でも変わることがあります。行くクラブが決まったら、出発前に一度だけ公式ページのバッグポリシーに目を通しておくと安心です。あとは試合を楽しんできてください。

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