- 海外サッカーのスタジアムは「ゴール裏」「サイドスタンド」「メインスタンド」の3系統に大別され、位置で価格・見え方・雰囲気が変わります
- 多くのクラブが対戦相手ごとに試合カテゴリーを設定しており、同じ座席でも試合によって価格が変動します
- 「視界制限席」という通常より安い座席区分を用意しているクラブもあります
- 家族連れ向けのファミリーエリアには年齢・同伴条件があります
- リセールサイトでは、購入時点で正確な座席までは分からないことがあります
こんにちは。海外サッカーのあるくらし、運営者の「神谷ゆう」です。
海外サッカーのチケットサイトを開くと、座席表には「ゴール裏」「サイド」「メインスタンド」といったエリアがずらりと並んでいて、どこを選べばいいのか迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。同じ試合でも、選ぶスタンドによって価格も見え方も雰囲気もまったく違うものになります。
複数クラブの公式チケット情報をもとに、スタンドの位置による違いと、目的に合わせた選び方を整理しました。安く行きたい方も、じっくり試合を見たい方も、特別な体験にしたい方も、参考にしてみてください。
座席の系統は分かっても、実際にどう買えばいいか迷いますよね
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結論|スタンドの位置で「価格」「見え方」「雰囲気」が変わる
海外サッカーのスタジアムは、多くの場合「ゴール裏」「サイドスタンド」「メインスタンド」の3系統でエリアが分かれています。この3系統のどれを選ぶかで、価格・ピッチとの距離感・応援の雰囲気が大きく変わります。
たとえばチェルシーのスタンフォード・ブリッジは、East(東)・West(西)・Matthew Harding・Shed Endの4スタンドに分かれ、それぞれさらにUpper(上段)・Lower(下段)に区分されています。(出典:Chelsea FC 公式チケット価格ページ)
アーセナルのエミレーツ・スタジアムも、North Bank・Clock End・East Stand・West Standという4つのスタンドで構成されています。(出典:Arsenal FC 公式場内マップ)
North BankとClock Endはゴール裏、East StandとWest Standはサイドにあたります。呼び方はクラブによって違いますが、「ゴール裏」「サイド」「メインスタンド(West Standや東西のUpper側にあたるエリア)」という3系統の考え方は、多くのスタジアムで共通しています。
2026年ワールドカップの会場ごとの座席を写真つきで比較したい方は、【2026年W杯・席選びの教科書】全16スタジアムの視界を写真で徹底比較!もあわせてご覧ください。
ゴール裏(ホーム側/アウェイ側)で観る魅力と注意点
ゴール裏は、チャントやタイフォなど熱狂的な応援が集まりやすいエリアです。実際に、リバプールの本拠地アンフィールドでは、ゴール裏にあたる「ザ・コップ(The Kop)」を含む一部エリアに、安全に立って応援できる「レール・シーティング」が公式に導入されています。
クラブは立ち見について次のように案内しています。(出典:Liverpool FC 公式サイト)
“Safe standing is only permitted in areas of Anfield with rail seating. Seats without rail seating are not licensed for safe standing.”
アーセナルのエミレーツ・スタジアムでも、ゴール裏にあたるClock Endにライセンス制の立ち見エリアが導入されており、2027-28シーズンからはもう一方のゴール裏であるNorth Bankにも拡大される予定です。(出典:Arsenal FC 公式サイト)
「立ち見」と聞くと非公式なものを想像するかもしれませんが、上記のようにクラブが安全対策(レール・シーティング)付きで正式に許可しているエリアなので、案内に沿って利用すれば安心です。
サイドスタンド(ロウアー/アッパー)の違い
サイドスタンドはピッチを横から見る位置で、多くのクラブが上段(Upper)と下段(Lower)で座席を分けています。たとえばチェルシーの座席表では、East Upper・East Lower Southのように、同じ「East(東)」スタンドの中でも上段・下段が別区分として設定されています。(出典:Chelsea FC 公式チケット価格ページ)
下段はピッチに近く、上段は見下ろす形になるという位置関係の違いがそのまま座席区分に反映されている形です。どちらが良いというより、「選手を近くで見たいか」「試合全体を見渡したいか」で選ぶとよいでしょう。
メインスタンド・プレミアム席の特徴
メインスタンド周辺には、ホスピタリティ(プレミアム観戦)のエリアが用意されていることが多くあります。サウサンプトンの公式ホスピタリティページでは、最上位の「The Halo」というプランを次のように紹介しています。(出典:Southampton FC 公式サイト)
“The Halo is the pinnacle of matchday hospitality at St Mary’s… the finest halfway-line seats in the stadium.”
このように、ハーフウェイライン付近(=サイドスタンドの中央あたり)の座席が最上位のホスピタリティに位置づけられているのが分かります。サウサンプトンではサイドスタンドの「アイチェン・スタンド」内にバーラウンジも用意されており、1人あたり約£25〜£225まで幅広い価格帯のホスピタリティプランが選べます。
アーセナルにも、一般エリア(General Admission)とは別に「Club Level」「Premium」という座席区分があります。(出典:Arsenal FC 公式サイト)
ホスピタリティ席には専用ラウンジでの食事やドリンクが含まれることが多く、「観戦」自体だけでなく「1日の体験」としてお金をかけたい方に向いています。
価格帯を左右する要素|カテゴリー制と対戦カードの難易度
同じ座席でも、対戦相手や試合の重要度によって価格が変わる「カテゴリー制」を採用しているクラブが多くあります。アーセナルは対戦相手ごとに試合をA・B・Cの3カテゴリーに分類しており、2026-27シーズンからはB+・A+という上位カテゴリーも追加されました。(出典:Arsenal FC 公式サイト)
チェルシーはさらに細かく、Category AA〜Gの7段階の制度を採っています。同じ「East Upper」という座席でも、カテゴリーによって次のように価格が変わります。(出典:Chelsea FC 公式チケット価格ページ)
| カテゴリー | East Upper(大人・メンバー価格) |
|---|---|
| Category AA(最上位) | £78 |
| Category A | £67 |
| Category C | £52 |
| Category G(最下位) | £28 |
座席の位置を選ぶのと同じくらい、「どの試合を選ぶか」も価格に大きく影響することが分かります。安く観戦したい場合は、座席位置に加えて対戦カードにも注目してみてください。
プレミアリーグ全体のチケットの買い方から知りたい方は、【2026/27】プレミアリーグのチケット買い方|完全解説もご覧ください。
視界を左右する要素|視界制限席という選択肢
座席の位置によっては、柱や構造物などで視界の一部が遮られる「視界制限席(Restricted View)」という区分を公式に設けているクラブもあります。チェルシーの座席表には「Restricted View East Upper」「Restricted View MH Lower」という区分があり、同じエリアの通常席よりも安く設定されています。(出典:Chelsea FC 公式チケット価格ページ)
| 座席区分(Category AA) | 価格 |
|---|---|
| East Upper(通常) | £78 |
| Restricted View East Upper | £52 |
| Matthew Harding Lower(通常) | £66 |
| Restricted View MH Lower | £27 |
視界制限席は価格は魅力的ですが、その分ピッチの一部が見えにくくなります。予算を抑えたい場合の選択肢として知っておき、購入時に「Restricted View」の表記がないか座席表で確認するようにしましょう。
目的別|こんな観戦スタイルならこのスタンド
ここまでの内容を整理すると、観戦の目的によって選ぶべきスタンドの傾向が見えてきます。
| 観戦の目的 | 向いているスタンド系統 |
|---|---|
| 安く、熱狂的な雰囲気を味わいたい | ゴール裏(ホーム側) |
| 選手をピッチに近い距離で見たい | サイドスタンドの下段(Lower) |
| 試合全体・戦術を見渡したい | サイドスタンドの上段(Upper) |
| 食事やラウンジも含めた特別な体験にしたい | メインスタンド周辺のホスピタリティ・プレミアム席 |
| 予算を抑えつつ座席は確保したい | 視界制限席(用意しているクラブの場合) |
家族・子連れ向けのエリア
子供を連れて観戦する場合は、多くのクラブが設けている「ファミリーエリア」も選択肢になります。マンチェスター・シティは、子供連れでの観戦について公式に次のようなルールを案内しています。(出典:Manchester City FC 公式資料)
“Under 14s are not allowed in the stadium without being accompanied by an adult (over 18).”
また、5歳未満の子供は大人同伴であれば無料・座席なしで入場できるとされており、音に敏感な子供連れには「ファミリー・スタンド周辺の座席」を検討するよう案内されています。
ファミリーエリアには、大人と子供の同伴比率が定められていることもあります。カーディフ・シティの「ファミリー・スタンド」は次の条件を公式に案内しています。(出典:Cardiff City FC 公式サイト)
“no junior U16s permitted without an accompanying adult (18yrs+), and no adults (18yrs+) permitted without an accompanying junior U16″(大人2人につき子供1人までの比率)
ファミリーエリアを利用したい場合は、事前にクラブ公式サイトで年齢条件・同伴比率を確認してから申し込むと安心です。
座席表の見方|リセールサイトで選ぶときの注意点
StubHubやSportsEvents365のようなリセールサイトで座席を選ぶ際は、座席表の見方に少しコツが要ります。SportsEvents365は公式FAQで、座席の案内について次のように説明しています。(出典:Sports Events 365 公式FAQ)
“Sometimes, we only have a general description of seat location (such as: ‘Long side’ or ‘Short side’).”
「Long side」はサイドスタンド、「Short side」はゴール裏にあたる案内で、ここまでの3系統の考え方は、そのままリセールサイトの座席説明にも当てはまります。
ただし、カテゴリーを選んで購入しても、実際にどの座席になるかは発券まで確定しないことがあります。SportsEvents365は次のように案内しています。(出典:同FAQ)
“you should consider that the seats might be located ANYWHERE within the category.”/”You will know your exact seats only upon receiving your tickets.”
「ゴール裏(Short side)」「サイド(Long side)」というカテゴリーで大まかな系統を選び、正確な座席番号は発券後の楽しみとして捉えておくと、購入時に戸惑わずに済みます。
この記事で例に挙げたチェルシーのチケットを実際に買ってみたい方は、【2026/27】チェルシーのチケット買い方|完全解説・初心者も安心もご覧ください。
「Long side」「Short side」の意味が分かれば、あとは選ぶだけです
気になる試合の座席をSportsEvents365で確認してみましょう
まとめ|目的に合わせてスタンドを選べば後悔しない
海外サッカーの座席選びは、価格の安さだけで決めるのではなく、「何を体験したいか」を軸に考えると失敗しにくくなります。安さと熱狂を求めるならゴール裏、じっくり試合を見たいならサイドスタンド、特別な1日にしたいならメインスタンド周辺のプレミアム席というように、この記事で紹介した公式情報を参考に、自分の観戦目的に合ったスタンドを選んでみてください。
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