- 当日のタイムラインと、開場からキックオフまでに済ませること
- チケットに書かれた入口番号の見方と、前日までの準備
- ロンドン中心部からの4つの駅の使い分けと、無料シャトルバス
- スタンドの構造、立ち続けることになる区画、席からの見え方の確かめ方
- 持ち込めるバッグの4つの区分と、ボトルを持たずに水を確保する方法
- 欧州最長のバーがある場内グルメと、スタジアムツアー・スカイウォーク
こんにちは。海外サッカーのあるくらし、運営者の「神谷ゆう」です。
トッテナム・ホットスパー・スタジアムは、ロンドン最大のクラブスタジアムです。ピッチが丸ごとスライドして地下に収納される仕掛けや、欧州でいちばん長いバーなど、サッカーを観に行くだけではもったいないほどの設備がそろっています。
ただ、初めて行く人がつまずくポイントもはっきりしています。チケットに書かれた入口からしか中に入れませんし、ペットボトルは水でも持ち込めません。ロンドン中心部から北に離れているので、他のロンドンのスタジアムと同じ感覚で出発すると間に合わないこともあります。
この記事は、チケットを手にしたあと当日をどう動くかを、時間の流れに沿ってまとめたものです。開場の時刻から帰りの電車まで、順番に追いかけていきます。
会員制度・発売スケジュール・座席カテゴリごとの価格はトッテナムホットスパーのチケットの買い方完全ガイドにまとめています。
結論|観戦当日の流れ
細かいことは後の章にまとめてありますが、まずは当日の流れ全体をつかんでおきましょう。ここだけ読んでおけば、当日困ることはほとんどありません。
- チケットに書かれた入口番号を前日に確認する(その入口以外からは入れません)
- ペットボトルは持って行かない(水も不可。場内に給水機があります)
- キックオフ50分前より遅い電車には乗らない(クラブ公式が案内している目安です)
当日のタイムライン
| 時間 | できること・起きること |
|---|---|
| キックオフ3時間前 | プレミアム席のゲートが開きます。スタジアムツアーとスカイウォークの当日枠はこのあたりが境目になります |
| キックオフ2時間前 | 一般席のゲートが開きます。売店も同時に営業開始。周辺道路の封鎖もこの時刻から始まります |
| キックオフ50分前 | クラブ公式が「これより遅い便に乗るのはおすすめしない」としている目安。移動時間と手荷物検査を見込んだラインです |
| 入場時 | 入口の手前の「外周ライン」でバッグをチェックされ、そのあと券面の入口でスキャンして入ります |
| 試合終了後〜1時間 | 周辺道路の封鎖が続きます。駅では進行方向ごとに列が分けられます |
| 試合終了後〜2時間 | 無料シャトルバスの運行時間内 |
一般席の開場はキックオフの2時間前、プレミアム席は3時間前です。(出典:Tottenham Hotspur|Entering the Stadium)
移動については、クラブが「移動時間と手荷物検査を考えると、キックオフ50分前より遅い便に乗ることはおすすめしません」と案内しています。中心部から20分以上かかる立地なので、この目安は素直に守ったほうが安全です。(出典:Tottenham Hotspur|Getting Here)
クラブは「それぞれのチケットはターンスタイルで1回しか機能しません」と明記しています。つまり、外の店に行ってから戻ってくる、といった動き方はできません。食事も買い物も、入場したあとにスタジアムの中で済ませる前提で組み立ててください。幸い場内には58を超える飲食店舗があるので、外に出る理由はほとんどありません。
トッテナム・ホットスパー・スタジアムはどんなスタジアムか
座席や入口の話に入る前に、このスタジアムの構造をざっと押さえておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 収容人数 | 62,850人(ロンドン最大のクラブスタジアム) |
| 開場 | 2019年4月 |
| 所在地 | Lilywhite House, 782 High Road, London, N17 0BX |
| スタンド | North Stand/East Stand/South Stand/West Stand の4つ |
| フロア構成 | 全9フロア。一般のお客さんが入れるのは Level 1・2・4・5 |
| ピッチとの距離 | 最前列からタッチラインまで4.9〜7.9メートル |
いちばんの特徴はSouth Standです。17,500席が1層でつながった、英国最大の単層スタンドで、高さは34メートルを超えます。その屋上に、クラブの象徴である金色の雄鶏が立っています。(出典:Tottenham Hotspur|The Stadium)
最前列からタッチラインまでが4.9〜7.9メートルというのは、6万人規模のスタジアムとしてはかなり近い数字です。下層の前寄りなら、ピッチのすぐ横で観ることになります。
ピッチが丸ごと地下に収納される
このスタジアムには、他ではなかなか見られない仕掛けがあります。天然芝のピッチが3つに分かれて、South Stand の下の格納庫にスライドして収まるのです。
3つのセクションはそれぞれ33枚の小さなトレイで構成されていて、3セクションが同時に動き、収納にかかる時間はおよそ25分。480トンの油圧式のサイドがタッチラインの高さを合わせる仕組みになっています。(出典:Tottenham Hotspur|Retractable pitch test a success at new stadium)
なぜそんなことをするのかというと、天然芝の下にアメリカンフットボール用の人工芝のピッチが敷かれているからです。スタジアム側はここを「NFLのヨーロッパの本拠地」「アメリカ国外で唯一の専用グリッドアイアン・ピッチ」と説明しています。(出典:Tottenham Hotspur Stadium|NFL London Games)
サッカー以外にも、ボクシング、ラグビー、コンサートの会場として使われています。
女子の試合は会場が2つある
トッテナム女子のホームは、ふだんは Brisbane Road(レイトン・オリエントの本拠地)です。クラブは「日程が許せば、一部のWSLの試合はトッテナム・ホットスパー・スタジアムでも開催します」としています。
公式のチケットページも「Matchdays at Tottenham Hotspur Stadium」と「Matchdays at Brisbane Road」が別々の枠になっています。女子の試合を観に行く方は、購入するときにどちらの会場かを必ず見てください。2つの会場はロンドンの反対側にあります。(出典:Tottenham Hotspur|Spurs Women to move to Brisbane Road/Women’s Home Tickets)
チケットを取ったあと、当日までにやっておくこと
トッテナムにはチケットを持っているだけでは足りない手順があります。ここを飛ばすと、当日いちばん困ります。渡航そのものの準備はイギリスETAの申請方法にまとめてあるので、あわせて済ませておいてください。
チケットに書かれた入口番号からしか入場できません。クラブは「チケットに記載された入口番号へ向かってください。入場が認められるのはこの入口だけです」と明記しています。(出典:Entering the Stadium)
6万人規模のスタジアムなので、入口の番号は1番から23番まであります。前日のうちに自分の番号を見ておけば、当日はまっすぐそこへ向かうだけです。
券面の見方|ENTRANCE・BLOCK・ROW-SEAT
デジタルチケットには3つの項目が並びます。公式の操作ガイドに載っている表示例で見てみましょう。
| 券面の項目 | 表示例 | 意味 |
|---|---|---|
| ENTRANCE | Gate 6 | 入場する入口の番号。ここが最重要です |
| BLOCK | 105 – West Lower | 座席区画。番号のあとにスタンド名が添えられます |
| ROW-SEAT | 09/142 | 列と座席番号 |
※表示例は公式のデジタルチケット操作ガイド(PDF)に掲載されているものです。
前日までのチェックリスト
入場できるのは、来場する本人の端末のウォレットに保存されたデジタルチケットだけです。クラブは「チケットのスクリーンショットは無効です。Apple Wallet または Google Pay に保存されている場合のみ入場できます」としています。
ホーム戦のチケットは公式アプリでも表示できます。アカウントにログインしておくと、キックオフの48時間前からアプリのホーム画面にその試合のチケットが出てきます。ウォレットへの追加がうまくいかないときの保険になるので、渡航前に入れてログインまで済ませておくと安心です。
同行者のチケットは代表者のメールアドレスに届きます。そのリンクを一人ひとりにメールで転送し、それぞれの端末にダウンロードしてもらうのが公式の流れです。送付は試合の7日前以内、遅くともキックオフ48時間前までに行われます。
ウォレットに入ったチケットの ENTRANCE 欄を見て、番号をメモしておきます。当日はここへ向かうだけです。
出典:Tottenham Hotspur|Digital Ticket
対応する端末をお持ちでない方のために、Photo ID Stadium Entry Card(顔写真つきの入場カード)という仕組みがあります。公式サイトの申請フォームから請求できるので、必要な方は渡航前に手続きしておいてください。
シーズンチケット保有者から Ticket Share で席を譲り受ける場合、受け取る側がオンラインのアカウントで承諾して初めてチケットが発行されます。渡してもらえば自動的に届く、というものではありません。また受け取る側も One Hotspur の会員である必要があります。(出典:Ticketing Charter)
会員制度の選び方、発売スケジュール、My Network の設定はトッテナムホットスパーのチケットの買い方完全ガイドで詳しく解説しています。
ロンドン中心部からスタジアムへの行き方
トッテナム・ホットスパー・スタジアムはロンドンの北部、N17というエリアにあります。中心部からはそれなりに離れているので、移動時間は多めに見ておいてください。
4つの駅の使い分け
クラブは「スタジアムは4つの駅から利用できます」として、次の駅を案内しています。
| 駅 | 路線 | 特徴 |
|---|---|---|
| White Hart Lane | ロンドン・オーバーグラウンド(Weaver line) | いちばん近い駅。エレベーターと乗車ランプがあり段差なしで利用できます |
| Northumberland Park | Greater Anglia | エレベーターあり。段差なしでの利用は一方向のみの場合があります |
| Tottenham Hale | ヴィクトリア線 | 平面での乗車点・ミニランプ・エレベーターあり |
| Seven Sisters | ヴィクトリア線 | 段差なしでの利用には対応していません |
クラブが推しているのはオーバーグラウンドで White Hart Lane へ直行するルートです。公式には「オーバーグラウンドで White Hart Lane へ向かうなら、Liverpool Street から乗ることをおすすめします」と書かれています。
Liverpool Street から White Hart Lane までは22分(交通局の時刻表より)。パディントン方面に泊まっている方は、エリザベス線で Liverpool Street まで出て乗り換えるルートが公式に案内されています。
ヴィクトリア線からオーバーグラウンドに乗り換える場合、混雑を防ぐため、通常は一度駅の外に出る迂回ルートが敷かれます。駅の中で乗り換えられるつもりでいると戸惑うので、頭に入れておいてください。案内表示に従えば問題ありません。(出典:Getting Here)
無料シャトルバスという選択肢
意外と知られていませんが、Alexandra Palace と Wood Green から無料のシャトルバスが出ています。
- 運行時間は試合の3時間前から、試合終了後2時間まで
- 事前予約が必要です
- 降車地点は Haringey Sixth Form College の前で、そこからスタジアムまで徒歩5分
ピカデリー線を使う場合は、Wood Green まで乗ってこのシャトルに乗り換えるルートが公式に案内されています。ノーザン線からなら、Euston でヴィクトリア線に乗り換える形です。
※タクシーの乗降場所はスタジアムから少なくとも徒歩15分(0.5マイル)離れています。バスは High Road を走る149・259・279・349番が、試合の日は Lansdowne Road 経由に迂回します。
車で行くのはおすすめしません
クラブは「一般のお客さま向けの駐車場はありません」「車での来場はおすすめしません」とはっきり書いています。さらに、
- イベント開催日はスタジアムの半径1.5マイルに拡大版の駐車規制区域(CPZ)が敷かれます
- 周辺道路は試合の2時間前から、試合終了後1時間まで封鎖されます
- 封鎖区域内の駐車場からは、試合終了後1時間は出られません
ロンドン観戦は電車で動くのが正解です。上で紹介した4駅か無料シャトルを使ってください。(出典:Getting Here)
スタンドの構造と、席からの見え方
自分の券に書かれたブロックがスタジアムのどこなのか、ここで見当をつけられるようにしておきます。価格やカテゴリの話はチケットの買い方の記事にまとめてあるので、そちらをご覧ください。
実際の席から、ピッチはこう見えます
座席図を眺めても、実際にどう見えるかはなかなか想像できません。そこでブロック・列・座席番号がわかっている実際の写真を、低い席から高い席の順に並べました。自分の券の番号と見比べてみてください。
並べてみるとわかるとおり、このスタジアムはどの高さからでもピッチ全体が素直に見えます。最前列からタッチラインまでが4.9〜7.9メートルと近いので、下層なら迫力、上層なら試合の全体像、という選び方ができます。
試合中ずっと立つことになる区画
知らずに買うと当日驚くことになるのが、セーフスタンディング(手すり付きの立ち見エリア)です。対象は South Stand とアウェイサポーター席で、区画は次のとおり決まっています。
| 区画 | ブロック | 列 |
|---|---|---|
| その1 | 248・249・250・251・252・254・256・257・258・259・260 | 1〜29列 |
| その2 | 323・324・451・452・453 | 71〜82列 |
※253と255は対象に含まれていません。(出典:Tottenham Hotspur|Safe standing to begin at Tottenham Hotspur Stadium)
ここで大事なのは、「立ち見席」といっても座席が無いわけではないということです。クラブは「セーフスタンディングのエリアは1席につき1人で運用され、座りたい方のために座席はすべて残されています」と説明しています。
ただし、クラブ規約にはこう書かれています。
(認可された区画では)プレー中は他の観客が立っていることを想定してください。もちろん、試合前と試合後、そしてインターバルやハーフタイムの間は、割り当てられた座席に座っていただけます。
出典:Tottenham Hotspur|Ground Regulations(17.2項)
上の表のブロック・列を避けて席を選べば大丈夫です。それ以外の区画では、試合中に立ち続けることは規約で認められていません(15項)。落ち着いて観たい方は、表にない番号のブロックを選んでください。
アウェイ席・車椅子席・音声実況
アウェイサポーター席は、スタジアム北東コーナーのブロック114〜118です。入場は Entrance 11 と 12 から。着席して観たい方はブロック118が案内されています。
体の状態にかかわらず観戦できるよう、次のような設備が用意されています。
- 車椅子スペースは250以上、専用のイージーアクセス席は500以上あり、全フロアに配置されています
- 視覚に障がいのある方向けの音声実況があります(受信機とヘッドセットの貸与)。受け取りはアクセシブル入口(1・5・13・17番)で、アウェイのお客さんには座席まで届けられます。試合の1週間前までの要請が必要です
- North Stand のブロック416に Sensory Suite があります(1組最大3名、各1名の介助者を含む)
- スタジアムの外周には5基のリフトがあり、street level(Level 0)から podium level(Level 1)まで上がれます
出典:Tottenham Hotspur|Accessible Stadium Facilities/Visiting Supporters
自分の席からの見え方を確かめる
買う前に「この席からどう見えるんだろう」と気になる方は、公式のチケット販売サイトの座席選択画面を使ってみてください。
スタジアムを立体的に表した図の上で、TOP DOWN・北西・北東・南西・南東の5方向に視点を切り替えられ、Level 1〜5でフロアを絞り込めます。そしてブロックを選ぶと、そのブロックから見たピッチの実際の写真が表示されます。
券面のブロック番号を入れて探せば、自分の席がどのあたりで、ピッチがどう見えるのかをイメージできます。(公式チケットサイト)
入場の手順と、持ち込めないもの
トッテナムの入場は2段階です。まず入口に近づく手前の「外周ライン」でバッグをチェックされ、そのあと券面の入口でチケットをスキャンして中に入ります。
公式には「入口に近づくと、外周ラインでバッグがチェックされます。持ち込みが認められるバッグもすべて入念に検査されます」と書かれています。来場者本人と持ち物はいずれも検査の対象です。
持ち込めるバッグは4種類
バッグの規定は、サイズだけでなく種類で4つに分かれています。どれか1つに当てはまれば持ち込めます。
| 種類 | サイズ |
|---|---|
| 個人用のバッグ | A4以下(21cm×30cm) |
| 公式のPVCドローストリングバッグ、または Tottenham Experience の£1バッグ | — |
| 透明の手提げ袋 | 最大30cm×30cm |
| PCスリーブ | 37cm×31cm以下 |
A4を超える大きなバッグ、37×31cmを超えるPCスリーブ、そしてノートPC用のバッグ類は持ち込めません。
試合前にスパーズのショップで買い物をすると、10ペンスで渡される袋がこの基準を満たします。グッズを買ったついでに手に入るので、荷物が増えてしまったときの受け皿になります。ただしその袋の中に、基準を満たさない自分のバッグを入れるのはNGとされているのでご注意ください。
クラブは「スタジアムで手荷物預かりサービスは運営していません」と明記していて、試合の日はバッグ預かり施設が使えません。周辺の民間業者については「スタジアムの管理下になく、利用は自己責任」「試合前後は列ができます」と注意を促しています。
大きな荷物は宿かロンドン市内の駅のロッカーに預けてから向かってください。スーツケースを持ったままでは中に入れません。
もうひとつ、覚えておくと得をする事実があります。クラブはバッグ規定の目的を「安全な環境を確保するとともに、バッグを持たずに来場する方の入場を大幅に速くするため」と説明していて、「バッグを持って来る方は、セキュリティチームによる検査のぶんだけ待つことになります」と続けています。
手ぶらで行けるなら、それがいちばん速いということです。ロンドン滞在中に何を持ち歩くかはイギリス旅行の持ち物リストで整理しています。
ボトルは1本も持ち込めません
ここは日本の感覚と違うので、しっかり押さえておいてください。
あらゆる種類のボトル、ガラス容器、缶、水筒/あらゆる液体(水とアルコールを含む)
空のペットボトルでもだめですし、もちろん水の入ったものも持ち込めません。「じゃあ喉が渇いたらどうするのか」という話になりますが、ここは心配いりません。
クラブは液体の禁止を書いた同じ文の中に、わざわざ「スタジアム内には複数の給水機があります」と添えています。別のページでも「お子さんが適切に水分補給できるよう、スタジアム内の各所に給水機を設置しています」と説明されています。
ボトルは宿に置いて、現地では給水機と売店を使いましょう。荷物も減りますし、入口で水筒を没収されて残念な思いをすることもありません。
傘・カメラ・旗の扱い
| 持ち物 | 扱い |
|---|---|
| 傘 | 1m以内なら持ち込めます。ただし館内では常に折りたたんだ状態にしておくこと |
| カメラ | プロ用カメラは不可。「レンズ交換式のカメラを含む」と明記されているので、一眼レフ・ミラーレスは持って行けません |
| 食べ物 | 持ち込み不可(子どものおやつには裁量が働く場合があります) |
| 旗・バナー | 旗は250cm以内、ポールは1m以内。遅くとも1週間前までにサポーターサービスへメールして事前承認を得ることが推奨されています |
| ベビーカー | 持ち込み不可(イベントごとに判断される場合があります) |
そのほか、発煙筒・エアホーン・レーザー、花火、1mを超える旗竿、バイク用ヘルメット、高視認性の衣類、スケートボードやスクーター、ダーツ、フリスビー、動物(介助犬を除く)が禁止されています。
出典:Tottenham Hotspur|Bag policy and prohibited items
14歳未満のお子さんは、常に18歳以上の大人の同伴と監督が必要です(14歳以上は単独で入場できます)。また抱っこの赤ちゃんを含め、入場する全員に個別のチケットと座席が必要とされています。人数分のチケットを忘れずに用意してください。(出典:Inside the Stadium)
他のクラブのバッグ規定や禁止物との比較は【2026-27】スタジアムの持ち込み禁止物・手荷物ルール完全ガイドにまとめています。ヨーロッパを周遊するなら先に読んでおくと荷造りが楽になります。
スタジアム内の飲食とグッズショップ
このスタジアムで意外に大きいのが、場内の飲食です。一般席のエリアだけで58を超える飲食店舗があり、「試合の前に外で食べる」という発想がいらなくなります。
欧州最長65メートルのバー
目玉は South Stand の Level 1 にある The Market Place です。ブロック101と124から入れます。
ここにあるのが Goal Line Bar。クラブは「欧州最長のバー」「スタジアムのバーとしては欧州最長の65メートル」と紹介しています。そしてその隣にはBeavertown Breweryがあります。
公式が挙げている店舗には、The Linesman、N17 Grill、Seoul Birdie、Smashed Olive、Chicken House、Tap Inn(29か所)、Touchline Grill、Bagel Bar などが並びます。Level 5 にも The Market Place の人気店が出ていて、ブロック504と527から入れます。
ハーフタイムに受け取るビールを事前に注文できます。売店は開場と同じくキックオフ2時間前から営業しているので、前半のうちに頼んでおけば、休憩時間を行列で潰さずに済みます。(出典:Tottenham Hotspur|Food and Drink)
お酒は座席では飲めません
イングランドの法律に基づくルールで、ピッチが直接見える公共エリアでお酒を持っていることが禁じられています(クラブ規約20.2項)。クラブも「ピッチが見える場所での飲酒は認められません」と告知しています。
つまり買ったお酒はコンコースで飲み終えてから席に戻ることになります。日本のスタジアムの感覚とは違うので、ハーフタイムの時間配分を考えるときに頭に入れておいてください。(出典:Ground Regulations/A reminder to fans)
現金は1ポンドも使えません
トッテナム・ホットスパー・スタジアムは完全キャッシュレスです。公式にはこう書かれています。
スタジアムおよびその周辺キャンパス内でのいかなる購入にも、現金は受け付けません。Tottenham Experience と The M Cafe を含みます。
適用範囲がスタジアムの中だけでなく、クラブショップやカフェを含む周辺一帯まで及ぶのがポイントです。両替した現金を持って行っても、この日は出番がありません。
使えるのは主要なタッチ決済のデビットカード・クレジットカードですが、£30を超える買い物にはチップ&PIN(暗証番号の入力)が必要と明記されています。
日本発行のカードで暗証番号をうろ覚えの方は、渡航前に必ず確認しておいてください。Apple Pay や Google Pay なら金額にかかわらずタッチのまま決済できるので、そちらを用意しておくとより確実です。(出典:Tottenham Hotspur|Ways To Pay)
クラブショップ「Tottenham Experience」
スタジアムに隣接するクラブショップが Tottenham Experience(Tottenham High Road N17 0AP)です。営業時間は月曜から土曜が9:30〜17:30、日曜が11:00〜17:00。試合の日は営業時間が変わることがあります。
試合当日は混み合いますし、入場後は外に出られません。ゆっくり買い物をしたいなら、試合のない日に立ち寄るほうが落ち着いて選べます。
スタジアムツアーとスカイウォーク
このスタジアムは、試合が無い日にも旅程へ組み込めます。しかも選択肢がかなり豊富です。
| 体験 | 料金 | 内容 |
|---|---|---|
| Stadium Tours | £23〜 | 自分のペースで回る形式(self-guided) |
| The Dare Skywalk | £29〜 | 高さ46.8mのガラスの通路を歩く90分 |
| The Edge | £10〜 | スカイウォークの追加オプション |
| Matchday Tours | £50〜 | キックオフ数時間前にホーム更衣室・トンネル・ミックスゾーン・監督席を回ります |
| VIP Tours | £65〜 | — |
| Legends Tours | £60〜 | — |
| Technical Tours | £120〜 | — |
| F1 DRIVE London | £35〜 | スタジアム内のカートコース。入口はクラブショップから |
スタジアムツアーもスカイウォークも、公式は「どちらも最低90分は見ておいてください」と案内しています。旅程を組むときの目安にしてください。
大人1名につき子どもは無料、さらに事前予約で15%割引になります。家族連れなら、当日フラッと行くより事前に押さえたほうがかなり安く済みます。
The Dare Skywalkには参加条件があります。身長1.2m以上、最低年齢8歳。18歳未満は大人の同伴が必要で、8〜17歳は大人1名につき4名までとされています。お子さん連れで行く方は事前に確認しておいてください。
F1 DRIVE Londonはスタジアム内にあり、入口は Tottenham Experience の店舗からです。Rookie Racers(8歳〜/£35〜)、Mixed Grid(8歳〜/£43〜)、Sprint(14歳〜/£35〜)、Elite(14歳〜/£63〜)に分かれていて、Sprint以外は15分×2レース。事前予約が強く推奨されています。観戦だけなら無料です。
試合の日でも参加できるのか
ツアーとスカイウォークで扱いが違います。旅程の組み方が変わるところなので、ここは正確に押さえておいてください。
| 体験 | 試合の日の扱い |
|---|---|
| スタジアムツアー | 予約した日に試合が入ると、カスタマーケアから連絡があり、マッチデーツアーへの変更か日程変更のどちらかを選ぶことになります |
| The Dare Skywalk | キックオフの3時間前までに行われる予約なら影響を受けません |
| The Edge | イベント開催日は稼働しません |
つまり「午前中にスカイウォークへ登って、午後に試合を観る」という1日の組み立てが公式に成り立ちます。ロンドン滞在が短い方には効率のいい過ごし方です。
スタジアムツアーとスカイウォークは、Klookでも日本語のまま予約できます。英語のフォームに不安がある方や、支払いまで日本語で済ませたい方は、こちらから探すほうが手軽です。
ツアーに持ち込めるバッグはA4サイズまでですが、それより大きいバッグは Tottenham Experience 内の無料バッグ預かりに預けられます。試合の日には預かりが使えないので、ここは大きな違いです。旅行の荷物がある日は、ツアーのほうが動きやすいということになります。
出典:Tottenham Hotspur Stadium|Attractions/Stadium Tour FAQs/The Dare Skywalk FAQs
試合後の帰り方と、周辺の宿
6万人が一斉に外へ出るので、帰りは行きより時間がかかります。あらかじめ流れを知っておくと、気持ちに余裕が持てます。
試合が終わってからの動き
クラブは駅ごとに試合後専用の案内図を用意しています。White Hart Lane と Northumberland Park では、試合後に「北行き」「南行き」で列が分けられます。自分がどちらに乗るかを先に決めておかないと、間違った列に並んでしまいます。
そのほか、High Road から Moselle Street への進入は試合後禁止になるなど、歩ける道も変わります。案内表示とスタッフの誘導に従うのがいちばん速いので、地図アプリの最短ルートに固執しないでください。
また前述のとおり、周辺道路の封鎖は試合終了後1時間まで続きます。無料シャトルバスは試合終了後2時間まで運行しているので、駅の行列を避けたい方はこちらも選択肢になります。
ナイトゲームのときに効く話
ロンドンには金曜と土曜の夜に地下鉄を走らせるNight Tubeがあります。対象はセントラル線・ジュビリー線・ノーザン線・ピカデリー線・ヴィクトリア線・ウィンドラッシュ線です。
ここで注意したいのは、最寄りの White Hart Lane を通る Weaver line は対象外だということ。一方でヴィクトリア線の Seven Sisters と Tottenham Hale は対象です。
金曜・土曜のナイトゲームなら、帰りはヴィクトリア線の駅を使うほうが遅い時間まで動けます。深夜バスは149番とN279番があり、N279は「White Hart Lane Station」と「Tottenham Hotspur Football Club」を経由します。(出典:TfL|Night Tube)
宿はどこに取るべきか
スタジアムはロンドン北部のN17にあり、中心部からは Liverpool Street 経由で22分ほどの距離です。
結論から言うと、スタジアムの近くにこだわる必要はありません。観光もするなら中心部に宿を取って、試合の日だけ往復するほうが動きやすくなります。深夜まで走る路線を使いたいなら、ヴィクトリア線沿線に泊まっておくと帰りが楽です。
同じ滞在中にもう1試合観るなら、スタンフォード・ブリッジやエミレーツ・スタジアムも中心部から通えます。ロンドンはクラブが密集しているので、週末に2試合という組み方もできます。
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まとめ
- 券面の ENTRANCE 番号を前日に確認する。その入口からしか入れません
- ボトルは持って行かない。水も不可ですが、場内に給水機があります
- キックオフ50分前より遅い電車には乗らない。開場は2時間前です
この3つを押さえておけば、当日困ることはまずありません。
持ち物はA4以下のバッグかクリアバッグ、タッチ決済できるカードかスマホ決済、チケットの入ったスマホ。これだけです。傘は1m以内なら持って行けますが、館内では折りたたんでおいてください。
時間の使い方としては、開場と同時に入って、The Market Place で食事を済ませてしまうのがおすすめです。一度出たら戻れませんし、場内には58を超える店舗があり、欧州最長のバーまであります。外で食べるより、こちらのほうがずっと体験としておもしろいはずです。
ロンドン滞在に余裕があるなら、スカイウォークも検討してみてください。キックオフ3時間前までなら試合の日でも登れるので、1日で両方楽しめます。
最高の1日になりますように。
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