【2026最新】イギリスETAの申請方法|サッカー観戦前に必須の入国手続き

    本記事の内容
    • イギリス入国にETAが必要になった経緯と、誰が対象になるのか
    • 渡航日が決まっていなくても申請できるという、観戦旅行での考え方
    • 申請に必要なもの、アプリとパソコンそれぞれの申請手順
    • 料金・審査にかかる時間・有効期間(1回取れば2年間使えます
    • つまずいたときの対処法と、スペイン・イタリア・ドイツ観戦の場合の手続き

    こんにちは。海外サッカーのあるくらし、運営者の「神谷ゆう」です。

    神谷ゆう
    ✅本記事の著者 神谷ゆう
    • プレミアリーグやW杯など現地観戦の経験
    • 海外旅行が趣味(18カ国以上に渡航)
    • 2013年に初めてマンチェスターユナイテッドを現地観戦

    プレミアリーグの現地観戦を計画していると、チケットや航空券のことばかりに目が行きがちです。ところが2025年1月8日以降、日本のパスポートでイギリスに渡航するときはETA(電子渡航認証)という手続きが必要になりました。これを取っていないと、空港のチェックインカウンターで搭乗を断られます。

    名前だけ聞くと難しそうですが、必要なのはパスポートとメールアドレス、支払い用のカード、そして自分の顔写真だけです。スマホのアプリからなら、座ったまま数分で申請が終わります。

    この記事は、イギリス政府の公式サイト(GOV.UK)と英国内務省の公表資料をもとに書いています。申請の手順、料金、審査にかかる時間、つまずいたときの対処まで、出発前に必要なことはここでそろいます。

    イギリス観戦に行くなら、まずETAの申請が必要です

    ETAは「Electronic Travel Authorisation」の略で、日本語では電子渡航認証と呼ばれます。イギリス政府が導入した、渡航前にオンラインで取得する事前認証です。

    日本は英国の入管規則の付属文書(Appendix ETA National List)に対象国として明記されていて、2025年1月8日以降にイギリスへ渡航する場合はETAが必要です。申請の受付自体は2024年11月27日から始まっていました。(出典:Immigration Rules Appendix ETA National List

    まず押さえること
    • 日本のパスポートでイギリスに行くなら、ETAの取得が必要
    • 乳幼児や子どもも1人ずつ申請する(年齢による免除はありません)
    • 対象はイギリス本土に加えて、ジャージー島・ガーンジー島・マン島
    • 1回の入国につき最長6か月まで滞在できる

    公式サイトには「Each person travelling needs an ETA, including babies and children.(渡航する人はそれぞれETAが必要です。乳幼児や子どもも含みます)」と明記されています。家族で観戦に行くなら、人数分の申請が必要だと考えてください。(出典:GOV.UK: Electronic Travel Authorisation (ETA)

    ETAで認められている渡航目的には、観光のほか、家族や友人の訪問、商用、短期就学などが含まれます。サッカーの現地観戦は観光にあたるので、ETAで問題ありません。滞在できるのは1回の入国につき最長6か月までです。(出典:GOV.UK: What you can and cannot do

    ETAとビザ、アメリカのESTAは何が違うのか

    混同しやすいところなので整理しておきます。

    名称対象の国・地域位置づけ
    ETA(イギリス)イギリス、ジャージー島、ガーンジー島、マン島ビザではなく、渡航のための事前認証
    ビザ(イギリス)同上ETAの対象外の人や、長期滞在・就労などに必要
    ESTAアメリカアメリカの制度。イギリス渡航には使えません
    eTAカナダカナダの制度。名前が似ていますが別物です

    とくに気をつけたいのが、カナダのeTAです。綴りがほぼ同じなので検索結果で混ざりやすいのですが、まったく別の制度です。2026年のワールドカップでアメリカ・カナダ・メキシコに行く予定がある方は、そちらの手続きが別に必要になります。

    なお、ETAはあくまで「イギリスへ渡航するための許可」であって、「イギリスに入国できる保証」ではありません。公式サイトにも「An ETA does not guarantee entry(ETAは入国を保証するものではありません)」と書かれていて、審査官向けの内部ガイダンスでも「入国許可ではなく、到着時に別途入国許可を得る必要がある」と説明されています。とはいえ、観光目的で普通に渡航するぶんには構える必要はありません。(出典:GOV.UK: Electronic Travel Authorisation (ETA)

    ETAがいらないケース

    次のような場合はETAが不要です。

    • イギリスまたはアイルランドの国籍を持っている
    • イギリスのビザや、居住・就労・就学の許可を持っている
    • エアサイドでの乗り継ぎ(入国審査を通らずに乗り換える場合)
    • アイルランドに居住していて、アイルランドなどからイギリスへ渡航する

    (出典:GOV.UK: When you do not need an ETA

    アイルランド経由を考えている方へ

    アイルランド共和国と北アイルランドのあいだの陸路国境には入国審査がありません。ただしETAが免除されるのはアイルランドに居住している人で、アイルランドを旅行しただけの日本人旅行者はこの免除にあてはまりません。ダブリンからベルファストへ足を延ばす予定があるなら、ETAは取っておきましょう。

    いつ申請すればいい?試合日程・航空券との順番

    ここが観戦旅行ならではの悩みどころです。プレミアリーグはテレビ放映の都合で試合日程が動くことがあるので、「航空券をいつ取るか」で迷った経験のある方は多いと思います。

    結論から言うと、ETAは渡航日が決まる前に申請してしまって構いません。

    その根拠は、申請に求められる情報の中身です。公式サイトが挙げている「申請に必要なもの」は、渡航に使うパスポート・メールアドレス・支払い手段(クレジットカード、デビットカード、Apple Pay、Google Pay)と、自分の顔写真だけです。(出典:GOV.UK: Apply for an ETA

    入管規則(Appendix ETA)が定めるETAの有効要件も6つだけで、そこにも渡航日や便名、イギリスでの滞在先住所は含まれていません。アプリで聞かれる質問も、自分の住所・職業・他に持っている国籍・犯罪歴の4項目です。(出典:Immigration Rules: Appendix Electronic Travel AuthorisationGOV.UK: Using the UK ETA app

    つまりこういうことです

    ETAにはフライトや宿の情報を登録しません。だから航空券を取る前でも申請できますし、あとから日程や滞在先が変わっても、ETAを取り直す必要はありません。ETAは2年間有効で、その間は何度でもイギリスに渡航できるからです。

    英国内務省は「渡航の少なくとも3営業日前までに申請することを推奨します」としています。これは、まれにさらに審査が必要になるケースがあるためです。(出典:英国内務省 ETAファクトシート

    承認メールが届く前に空港へ行かない

    公式サイトには「You must wait until you get an email confirming you have an ETA before you travel to the UK.(ETAを取得したことを確認するメールを受け取るまで、イギリスへ渡航してはいけません)」と書かれています。逆に言えば、承認メールさえ手元にあれば準備は完了です。日程が固まる前に申請を済ませておけば、直前になって慌てることもありません。

    肝心の試合日程がいつ確定するのか、航空券をどのタイミングで取ればいいのかは試合日程はいつ確定する?航空券を取るタイミングにまとめています。

    申請前に用意するもの

    手を動かす前に、次のものを手元に揃えておきましょう。

    用意するものポイント
    パスポート実際に渡航に使うもの。原本が必要で、コピーやデジタル版は使えません
    メールアドレス審査結果がここに届きます。16桁のETA参照番号もメールに記載されます
    支払い手段クレジットカード、デビットカード、Apple Pay、Google Pay
    顔写真スマホやタブレットで撮影したもので構いません(条件は下記)

    (出典:GOV.UK: Apply for an ETAGOV.UK: Using the UK ETA app

    パスポートについては、ETA固有の残存有効期間の要件は公式サイトに書かれていません。ただしイギリス入国の一般的なルールとして、滞在期間全体をカバーする有効期間が必要とされています。手持ちのパスポートの期限は確認しておきましょう。(出典:GOV.UK: UK border control

    あわせて読みたい

    渡航前にそろえるものはイギリス旅行の持ち物リストにまとめています。

    顔写真の条件

    顔写真はスマホやタブレットで撮ったもので構いません。公式にも「The photo can be from a phone or tablet」と書かれています。ただし、次の条件を満たす必要があります。

    • 600×750ピクセル以上、ファイルサイズは50KB〜6MB、jpgまたはjpeg形式
    • 縦向きで、加工やフィルターをかけていないこと。左右反転も不可
    • 無地の淡い色の背景で、自分ひとりだけが写っていること
    • 無表情で口を閉じ、目を開けていること。顔に影が落ちていないこと
    • 帽子などのかぶり物は宗教上・医療上の理由がある場合のみ。眼鏡は原則として外す
    • パスポートの写真を撮り直して使うことはできません

    公式ガイダンスには「他の人に撮ってもらうようにしてください」とも書かれています。自撮りより、誰かに撮ってもらうほうが条件を満たしやすいということですね。(出典:GOV.UK: How to take a photo for a visa application

    写真で引っかからないために

    写真が条件に合っていないと、申請が遅れたり却下されたりすることがあります。とはいえ難しい条件ではありません。白い壁を背に、明るい室内で、家族に1枚撮ってもらう。これで十分に通ります。

    アプリを使う場合の端末の条件

    スマホアプリから申請するなら、端末が次の条件を満たしている必要があります。

    • iPhone:iPhone 7以降、iOS 16以降、空き容量179MB
    • Android:Android 12以降、空き容量165MB、NFC対応
    • カメラとインターネット接続が必要

    アプリはパスポートのICチップをNFCで読み取るので、Android端末ではNFC対応が必須です。またアプリは英語のみで提供されています。英語に不安がある方は、次章で説明するパソコンからの申請と見比べて、やりやすいほうを選んでください。(出典:GOV.UK: Using the UK ETA app

    ETAの申請手順

    申請の経路は2つだけです。入管規則で定められています。

    1. モバイルアプリ「UK ETA
    2. GOV.UKのオンライン申請フォーム

    (出典:Immigration Rules: Appendix Electronic Travel Authorisation

    アプリで申請する手順

    アプリの配布元は次のとおりです。提供元がHome Office(英国内務省)またはUK Visas and Immigrationになっているものが公式です。

    1パスポートの写真ページを撮影する

    顔写真と個人情報が載っているページを、アプリのカメラで撮ります。

    2パスポートのICチップを読み取る

    スマホをパスポートにかざして、NFCでチップの情報を読み取ります。

    3顔をスキャンする

    10歳以上が対象です。9歳以下の場合、この工程はありません。

    4顔写真を撮影する

    前章の条件に沿った写真を撮ります。

    5質問に回答する

    自分の住所、職業、他に持っている国籍(あれば)、犯罪歴について答えます。18歳未満の場合は親権者の連絡先も入力します。

    6支払いをする

    支払いが終われば申請完了です。あとは結果のメールを待つだけです。

    (出典:GOV.UK: Using the UK ETA app

    犯罪歴についての質問は必須項目です。「過去12か月以内に有罪判決を受けたことがあるか」「12か月を超える拘禁刑を受けたことがあるか」といった内容で、該当する場合は罪の内容や判決日などを追加で入力します。あわせて、戦争犯罪やテロ、過激主義団体への関与についての申告項目もあります。該当しなければ「No」を選んで進むだけです。(出典:ETA caseworker guidance

    申請が終わったら、アプリは削除してしまって構いません。公式にも「You can delete the app after you finish applying.」と書かれています。

    パソコンから申請する場合

    アプリを使わず、GOV.UKのオンラインフォームからでも申請できます。公式の申請ページは次のURLです。

    Apply for an ETA to come to the UK(公式申請フォーム)

    流れはアプリとほぼ同じで、パスポートの撮影またはアップロード、顔のスキャン、顔写真、質問への回答、支払い、という順に進みます。

    オンライン申請は一度で終わらせる

    オンライン申請は途中で保存ができません。公式には「You will need to complete your application in one go – you cannot save your progress.」と書かれていて、しばらく操作しないとタイムアウトして入力内容が消えてしまいます。15分ほど中断されない時間を作ってから始めれば問題ありません。パスポートとカードを机に並べてから取りかかりましょう。

    家族や同行者の分を申請する

    ETAは1人ずつ必要ですが、他の人の分をまとめて申請することもできます。

    • 同行者がその場にいる場合:アプリで代理申請ができます
    • 同行者が離れている場合:オンラインフォームから申請します(相手のパスポートの写真と顔写真が必要です)

    1人分の申請が終わると「Apply for someone else」というボタンが出るので、そこから次の人の申請に進めます。申請は1人単位で処理されるため、料金も人数分かかります。(出典:GOV.UK: Apply for an ETA

    検索で出てくる代行サイトに注意

    「UK ETA 申請」で検索すると、公式ではない代行サイトが上位に出てくることがあります。英国政府自身が、この点について注意を呼びかけています。

    Other websites may charge more to apply. Avoid websites that imitate government services.
    (他のウェブサイトは、より高い料金を請求することがあります。政府のサービスを装うサイトは避けてください)

    さらに「You cannot get a faster decision by applying through another website or app.(他のウェブサイトやアプリから申請しても、審査が早くなることはありません)」とも明記されています。(出典:GOV.UK: Electronic Travel Authorisation (ETA)GOV.UK: Apply for an ETA

    見分け方はシンプルです

    公式アプリ「UK ETA」か、gov.uk のドメインから申請する。これだけで余計な手数料を払わずに済みます。もし詐欺サイトに遭遇した場合は、英国政府の通報窓口から報告できます。

    料金と支払い方法

    ETAの申請料は£20です。オンライン申請でもアプリ申請でも同じ金額です。(出典:GOV.UK: Apply for an ETA

    項目内容
    申請料£20(1人あたり)
    支払い手段クレジットカード、デビットカード、Apple Pay、Google Pay
    使えるカードブランドVisa、Mastercard、American Express、JCB(アプリの場合)
    通貨自分の国の通貨で表示されます。支払う通貨は変更できます
    返金申請後の返金はできません

    (出典:GOV.UK: Using the UK ETA app

    家族の分をまとめて申請する場合も、1人につき£20がかかります。銀行によっては、支払いのときにセキュリティコードの入力や、銀行アプリでの本人確認を求められることがあります。

    審査にかかる時間と、結果の受け取り方

    公式サイトの案内はこうです。

    You’ll get a decision by email from UK Visas and Immigration (UKVI), usually within a day. Allow up to 3 working days (Monday to Friday) to get a decision, but it may arrive much sooner.
    (UKVIからメールで結果が届きます。通常は1日以内です。最大3営業日を見込んでおいてください。それよりずっと早く届くこともあります)

    英国内務省は「UK ETAアプリから申請した場合、ほとんどの申請者は数分で自動的に決定を受け取っている」とも公表しています。(出典:GOV.UK: Apply for an ETA英国内務省 ETAファクトシート

    結果はアプリ内の通知ではなくメールで届きます。メールには16桁のETA参照番号が記載されています。複数人分を申請した場合、人によって届くタイミングが違うことがあります。

    承認されたあとにやることはありません

    ETAはパスポートに電子的に紐づけられます。公式にも「Your ETA is linked to your passport digitally. You do not need anything else to show you have an ETA.(ETAはパスポートにデジタルで紐づいています。ETAを持っていることを示すために他に必要なものはありません)」と書かれています。印刷して持ち歩く必要も、画面を見せる必要もありません。空港ではパスポートを提示するだけです。

    審査が長引くことがあるのは、次のようなケースです。

    • 顔写真が規格に合っていない
    • 入力したパスポート情報が、パスポートの記載と一致していない
    • システムのメンテナンス中

    3営業日たっても結果が届かない場合は、まず迷惑メールフォルダを確認してください。それでも見つからなければUKVIに問い合わせます。問い合わせはウェブチャットのみで、電話では対応していません。(出典:GOV.UK: Electronic Travel Authorisation (ETA)

    有効期間と、2回目以降の観戦旅行

    一度取得すれば、しばらく使えます。ここは観戦を続ける方には嬉しいところです。

    項目内容
    有効期間付与日から2年間、または申請に使ったパスポートの有効期限まで(いずれか早いほう)
    渡航回数有効期間中は何度でも渡航できます
    1回の滞在最長6か月
    再申請が必要な場合パスポートが失効した、またはパスポートが変わったとき

    (出典:Immigration Rules: Appendix Electronic Travel AuthorisationGOV.UK: Apply for an ETA

    2年間有効で回数の制限もないので、今シーズンと来シーズンの2回観戦に行くとしても、申請は1回で済みます。ただしETAは申請に使ったパスポートに紐づいているため、パスポートを更新したら新しいETAの申請が必要です。改名などでパスポートを作り直した場合も同じです。

    自分がETAを持っているか、いつ期限が切れるかは、GOV.UKのCheck your ETAというサービスで確認できます。申請に使ったパスポートが必要です。

    つまずきやすいポイントと対処法

    ここまでの手順どおりに進めればまず問題ありませんが、知っておくと安心なポイントをまとめます。

    つまずくところこうすれば大丈夫
    入力を間違えて送信してしまった 提出後の修正はできないので、支払いの前に確認画面でパスポートの表記と見比べる。アプリは読み取った内容を確認する画面が出ます
    パスポート情報が一致せず却下された この段階の却下(rejected)は再申請ができます。正しい情報で申請し直します
    承認が下りるか不安 犯罪歴がある、過去にイギリス入国を断られたことがある場合は、公式がStandard Visitor visaの検討を案内しています
    結果のメールが来ない まず迷惑メールフォルダを確認。3営業日を過ぎたらUKVIにウェブチャットで問い合わせます
    空港で止められないか心配 承認メールが届いてから空港へ向かえば大丈夫です。ETAはパスポートに紐づいているので、提示するのはパスポートだけです
    送信ボタンを押す前に、ここだけ確認

    ETAの申請は提出後に取り下げも修正もできません。審査官向けのガイダンスにも「撤回や修正の要請は拒否されるべきである」と明記されていて、申請料の返金もありません。つまりパスポート番号を打ち間違えると、£20を払い直して申請し直すことになります。アプリが読み取った内容とパスポートの記載が一致しているか、支払い前に一度だけ見比べてください。ここさえ気をつければ、まず失敗しません。

    (出典:ETA caseworker guidanceGOV.UK: Apply for an ETA

    ETAを持たないまま搭乗しようとした場合については、英国政府が「航空会社が、有効な書類を持たない乗客の搭乗を阻止する」と公表しています。航空・海運・鉄道の各社が内務省と自動でデータ照合する仕組みが導入済みです。裏を返せば、承認メールが届いていれば手続きは完了しているということです。(出典:GOV.UK: UK enforces digital permission to travel

    日本のパスポートなら自動ゲートが使えます

    イギリスの入国審査では、生体認証マーク付きのパスポートを持ち、有効なデジタル入国ステータス(ETAを含む)があり、8歳以上であれば、自動化ゲート(eGate)を利用できます。適格な国のリストに日本が含まれています。ヒースローなどでの入国がスムーズになります。
    ※8〜17歳は成人の同伴が必要で、身長120cm以上という条件があります。

    (出典:GOV.UK: UK border control

    スペイン・イタリア・ドイツで観戦する場合は?

    ラ・リーガやセリエA、ブンデスリーガの観戦を考えている方向けに、ヨーロッパ側の手続きにも触れておきます。イギリスのETAとはまったく別の制度なので、混同しないようにしてください。

    すでに始まっているEES

    EU側ですでに始まっているのが、EES(Entry/Exit System=出入国記録システム)です。2025年10月12日から段階的に導入され、2026年4月10日から全面的に稼働しています(出典:欧州委員会:EES fully operational

    これは事前に申請するものではなく、入国審査の窓口でのやり方が変わるという話です。

    • 初回の入国時に、顔写真の撮影と指紋のスキャンが行われます
    • パスポートにスタンプは押されません(記録が電子化されるため)
    • 2回目以降は照合するだけなので、短時間で済みます
    • 対象は短期滞在の非EU国民で、日本人も含まれます

    (出典:EU公式:How will the EES work

    スペイン、イタリア、ドイツで観戦する場合、初回の入国では顔写真と指紋の登録があると思っておけば大丈夫です。事前に何かを申請する必要はありません。なお、キプロスとアイルランドでは引き続きパスポートにスタンプが押されます。

    事前登録アプリについて

    EUは「Travel to Europe」という公式アプリを用意していて、出入国の72時間前からパスポート情報や顔写真を事前登録できます(任意)。ただし利用できるのはスウェーデン(全機能)とポルトガル(質問票のみ)で、スペイン・イタリア・ドイツでは使えません。(出典:EU公式:Travel to Europe mobile app

    ETIASはこれから

    もうひとつ、ETIAS(欧州渡航情報認証制度)という、イギリスのETAに近い事前認証の制度があります。こちらは2026年の第4四半期に開始が予定されています。EU公式サイトは、正確な開始日を開始の数か月前に告知するとしています。(出典:欧州委員会:Main differences between EES and ETIASETIAS公式サイト

    開始後はこうなると案内されています。

    項目内容
    対象国シェンゲン29か国+キプロスの30か国(スペイン・イタリア・ドイツ・フランス・オランダを含む)
    申請料EUR 20(18歳未満と70歳超は免除。ただし申請自体は必要)
    有効期間3年、または渡航文書の有効期限まで(いずれか早いほう)
    滞在できる日数180日間のうち最長90日
    審査多くは数分。遅くとも96時間以内(追加情報を求められた場合は延長されます)
    生体情報指紋などの生体情報は収集されません

    (出典:EU公式:What is ETIASEU公式:What you need to apply

    制度が始まったあとも、最低6か月の移行期間が設けられます。この期間はETIASを持っていなくても、他の入国条件を満たしていれば入国を拒否されないことになっています。

    ETIASの情報は公式サイトで確認を

    ETIASは開始前の制度なので、非公式の代行サイトが数多く出回っています。EU自身が「EUのロゴを不正に使用し、誤った情報を掲載し、個人データを収集しているサイトがある」と注意を呼びかけています。公式サイトは travel-europe.europa.eu/etias の1つだけで、EUの公式サイトは europa.eu ドメインで見分けられます。渡航前にここを見れば確実です。(出典:EU公式:Emergence of unofficial ETIAS websites

    ちなみに、イギリスはETIASの対象30か国に含まれていません。イギリス行きにETIASは使えませんし、EU諸国へ行くのにイギリスのETAは使えません。ロンドンとバルセロナをまとめて回るような旅程なら、両方の手続きが必要になります。

    まとめ:出発前にやることは4つだけ

    長くなったので、やることを整理します。

    まとめ
    1. パスポート・メールアドレス・カード・顔写真を用意する(渡航日が決まっていなくても申請できます)
    2. 公式アプリ「UK ETA」またはGOV.UKから申請する(£20。代行サイトは使わない)
    3. 承認メールを待つ(通常1日以内、最大3営業日。渡航の3営業日前までの申請が推奨されています)
    4. 空港へはパスポートだけ持っていく(ETAは電子的に紐づいているので、印刷も画面提示も不要です)

    一度取れば2年間、何度でもイギリスに渡航できます。今シーズンと来シーズン、2回観戦に行くとしても申請は1回で済みます。

    チケットの取り方や航空券の手配に比べれば、ETAはずっと簡単な手続きです。日程が固まる前に済ませておけば、あとは試合のことだけ考えていられます。よい観戦旅行になりますように。

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