- 2026/27シーズン最新のチケット入手方法(All Red会員制度・座席別の定価)
- アンフィールドへのアクセスと試合当日のタイムライン
- 4スタンドの座席の選び方と見え方
- スタジアム内外のグルメ・グッズショップ事情
- 持ち物・服装・ルール(バッグのサイズ制限に注意)
- スタジアムツアーの料金・所要時間・予約方法
こんにちは。海外サッカーのあるくらし、運営者の「神谷ゆう」です。
「You’ll Never Walk Alone」の大合唱がスタジアムを包み込む瞬間。それを生で浴びられるのが、リヴァプールの本拠地「アンフィールド」です。
世界でもっとも熱いファンが集まる場所と言われていて、足を踏み入れた瞬間から空気が違います。テレビ越しでは伝わらないあの熱を体感したい、どうせ行くなら最高の一日にしたい。そう考えている方は多いはずです。
この記事では、アンフィールドの基本情報とアクセス、座席選び、試合当日の過ごし方、そしてスタジアムツアーの参加方法までまとめました。
観戦が初めての方はもちろん、2回目、3回目の方にも新しい発見があると思います。
読み終わるころには、当日の動き方がひと通りイメージできているはずです。それでは見ていきましょう。
アンフィールドとは?スタジアムの特徴
アンフィールドは、リヴァプールFCが1892年から使い続けている本拠地です。スタジアムそのものがクラブの歴史と言っていい場所でもあります。
まずは、どんなスタジアムなのかを押さえておきましょう。
- 開場:1884年/リヴァプールFCの本拠地は1892年から
- 収容人数:約61,276人(2024年のアンフィールド・ロードスタンド拡張後)
- ピッチサイズ:101m × 68m
- UEFAカテゴリー4(最上位)のスタジアム
歴史と概要
アンフィールドが建設されたのは1884年。リヴァプールFCが本拠地として使いはじめたのは1892年です。
意外に思われるかもしれませんが、もともとここを使っていたのはエヴァートンFCでした。
ところが地主のジョン・ホールディングとエヴァートン側が賃料をめぐって対立。エヴァートンは1892年にグディソン・パークへ移ってしまいます。空になったスタジアムを埋めるため、ホールディングが新しく作ったクラブがリヴァプールFCでした。つまり、アンフィールドがあったからリヴァプールFCが生まれたわけですね。
そこから130年以上、同じ場所で試合が行われ続けています。
収容人数と記録
最新のアンフィールドは、2024年に完了したアンフィールド・ロードスタンドの拡張により、約61,276人を収容できる巨大な会場となっています。
ちなみに観客動員の記録は、1952年のFAカップ戦で記録した61,905人です。
6万人分の声が一つになる感覚は、やはり現地でしか味わえません。
「そのうちもっと拡張されるのでは?」と思うかもしれませんが、クラブは2026年時点でこれ以上の増席計画はないとしています。当面はこの61,276人がアンフィールドの上限です。チケットの取りにくさも、しばらく変わらないと考えておいたほうがいいでしょう。
ザ・コップ:熱狂の心臓部
アンフィールドの顔が「ザ・コップ(The Kop)」です。ゴール裏にある一枚構造の大きなスタンドで、熱心なサポーターが集まります。
ここから飛ぶチャントや応援歌が、ピッチ全体に響きわたります。
リヴァプールファンにとっては特別な場所で、その熱気を間近で浴びられるのは現地観戦ならではです。
ピッチと臨場感
アンフィールドのピッチは101m × 68mと広々としたサイズで、観客席との距離が非常に近いのが特徴です。
そのぶんプレーの音や選手の声がよく届き、テレビで見るのとはまったく別物の迫力があります。
試合中はピッチだけでなく、スタンドの動きにも目を向けてみてください。
UEFAカテゴリー4とユーロ2028の話
アンフィールドはUEFAカテゴリー4、つまり最上位に格付けされたスタジアムです。CL決勝クラスの試合も開催できる設備・安全基準を満たしている、という意味になります。
※「4つ星スタジアム」という呼び方を見かけることがありますが、これは2006年に廃止された旧制度の名残です。現在はカテゴリー1〜4の区分に変わっています。
意外なことに、アンフィールドは2028年欧州選手権(ユーロ2028)の開催会場から外れました。理由はピッチサイズです。UEFAが国際大会に求める105m×68mに対し、アンフィールドは101m×68m。縦が4m足りません。
コップをはじめ各スタンドがピッチのすぐ際まで迫っているため、物理的にピッチを広げられないんですね。この「近さ」こそがアンフィールドの魅力なので、なんとも皮肉な話です。
リヴァプールのチケットの入手方法
アンフィールドでの観戦は、多くのファンにとって憧れです。
ただ、人気が高いぶんチケットの確保は簡単ではありません。
ここでは、リヴァプールのチケットを手に入れるための3つの方法を詳しく解説します。
- 公式サイト:最安だが会員登録必須&観戦実績のある会員が優先
- リセールサイト:日本から確実に押さえたいならここ
- ホスピタリティ(VIP):予算に余裕があり特別な体験をしたい人向け
それぞれのメリット・デメリットと購入手順を順番に見ていきます。プレミアリーグ全体のチケット事情を先に押さえておくと、リヴァプールの難易度の高さもわかりやすいと思います。
リヴァプール単体のチケットについては、下記の記事でさらに詳しく解説しています。
会員制度「All Red」とマッチクレジットの仕組み、座席位置で決まる価格、抽選(バロット)の販売スケジュールまで解説しています。
公式サイトからの一般チケット購入
- 定価で購入できる:手数料が抑えられ、最も安価にチケットを入手できる方法です。
- メンバーシップ登録が必須:2026/27シーズンは「All Red」というメンバーシップ制度になっています。無料プランもありますが、チケット購入権があるのは有料プランだけです。
- 購入難易度が高い:リヴァプールは毎試合ほぼ満席。販売は抽選(バロット)方式で、しかも過去の観戦実績がある会員が優先される仕組みです。登録すれば買える、というものではありません。
All Redメンバーシップの種類と料金
| プラン | 料金 | チケット購入権 |
|---|---|---|
| Full | £42.99/シーズン | あり(特典がもっとも充実) |
| Light | £26.99/シーズン | あり(購入目的ならこれで十分) |
| Junior | £20.99/シーズン | あり(子ども向け) |
| Video | £4.99/月 | なし(動画コンテンツのみ) |
| Essential | 無料 | なし |
日本から観戦しに行く大人であれば、チケット購入が目的なら「Light」で問題ありません。
リーグ戦のチケットは、大きく2回の時期に分けて販売されます。
| 販売時期 | 対象試合 |
|---|---|
| 1回目:シーズン開幕前の7月 | 8月〜12月の試合 |
| 2回目:シーズン中の11月 | 1月〜5月の試合 |
抽選への登録期間はそれぞれ1週間ほど。この期間を逃すと、次のチャンスは数か月後になります。
リヴァプールでは、過去にホームゲームを観戦した回数がマッチクレジットとして記録されます。そしてチケットは、このクレジットが多い会員から優先的に配分されます。
2026/27シーズンからは配分がさらに厳しくなり、13クレジット以上の会員に全体の70%が割り当てられるようになりました(以前は50%)。残る30%を、それ以外の会員全員で取り合う形です。
4〜12クレジットの会員が優先的に申し込めるのも、プレミアリーグ全19試合のうち7試合分のみ。クレジットがゼロの新規会員となると、正直かなり分が悪いと言わざるを得ません。
なお、クラブは当選確率を公表していません。ネット上で見かける「当選率◯%」という数字は、いずれも非公式の推測値です。
公式サイトでの購入ステップ
- 公式アカウントの作成
メールアドレスと基本情報を登録します。 - All Redメンバーシップに登録
チケットを狙うなら Full・Light・Junior のいずれかを選びます。 - 抽選(バロット)に登録
販売期間中に、希望する試合へエントリーします。この時点では課金されません。 - 当選・決済
当選した場合のみ、登録したカードから自動で引き落とされます。 - チケットの受け取り
現在は紙やPDFではなくデジタルのNFCパスです。Apple WalletまたはGoogle Payに保存し、当日はスマホをかざして入場します。
メンバーシップ料金は抽選結果にかかわらず発生しますが、購入・更新から14日以内であれば返金を申請できるルールがあります(Supporter Services宛て)。登録したものの予定が変わった、という場合は早めに動きましょう。
また、行けなくなった会員がチケットを手放す公式リセール「Ticket Exchange」もあります。タイミング次第では拾えることがあるので、販売期間を逃した方はこちらもチェックしてみてください。
リセールサイトを利用する方法
公式の抽選に外れてしまったときの現実的な選択肢が、リセールサイトです。渡航日が先に決まっている旅行なら、むしろこちらのほうが確実です。
リセールサイトは、チケットを再販売するためのオンラインの仲介サイトです。公式販売元から買ったチケットを、行けなくなった人が他のファンに譲る、という仕組みですね。
リセールサイトは様々ありますが、SportsEvents365はリヴァプールのチケットを数多く取り扱っており、日本からも安心して利用できるため、多くのファンに利用されています。
SportsEvents365は、信頼性抜群のリセールサイト。試合が近づくほど在庫が増え、人気試合も見つけやすいのが魅力です。日本語対応のサイトと100%返金保証で、初めての購入でも安心して利用できます!
このサイトは海外のサイトですが、日本語対応しているため、非常に便利です。
- 豊富なチケット在庫:一般販売では入手困難なビッグマッチのチケットも多数出品されており、プレミアリーグの人気カードから、カップ戦まで幅広く対応しています。
- 価格はリアルタイムで変動:人気や時期によって価格が変動します。他のリセールサイトより安い場合もありますが、高騰することもあるため、購入のタイミングを見極めることが大切です。
- 日本語対応のサイト:多くの国に対応しており、サイトも日本語対応のため操作が簡単です。
SportsEvents365では、万が一チケットに問題が発生した場合でも100%返金保証があり、過去2年間で販売された75,000枚以上のチケットのうち、返金が発生したケースはわずか2件のみです。
さらに、日本語対応のサポート(電話・メール・チャット)があるため、海外のチケット購入が初めての方でも安心して利用できます。
実際の利用者の声はSportsEvents365の評判・口コミにまとめています。購入前に当サイト限定のクーポンコードもあわせて確認してみてください。
※その他のリセールサイト(StubHub、Ticomboなど)の情報も知りたい方は、詳細記事をご覧ください。しかし、日本からの利用しやすさと安全性を考慮すると、SportsEvents365がもっともおすすめです。
StubHub、Klook、Ticombo、FootballTicketNetなど主要サイトを比較し、選び方のポイントを解説しています。
ホスピタリティチケットを利用する方法
ホスピタリティチケットは、いわゆるVIPチケットです。良い座席に加えて、ラウンジの利用や食事がセットになっています。
内容はプランによって変わりますが、多くの場合は専用ラウンジと食事・ドリンクのサービス付き。宿泊とのセットプランや、元選手と交流できるプランが用意されていることもあります。
そのぶん料金は一般チケットより高くなります。
アンフィールドは2023年のアンフィールド・ロードスタンド拡張で、ホスピタリティ施設も大幅に増えました。クラブの歴史やレジェンドをテーマにしたラウンジ「Founders Lounge」もそのひとつです。抽選に頼らず座席を確保できるのは、この方法の大きな利点でもあります。
販売しているのは公式サイトだけではありません。チケット販売代理店もそれぞれ独自のパッケージを扱っていて、料金も特典も異なります。いくつか見比べて、予算に合うものを選んでみてください。
アンフィールドへのアクセス方法
アンフィールドがあるのは、リヴァプール市中心部から北へ約3kmの場所。距離としては近いのですが、試合当日は道路規制と混雑があるため、どの移動手段を選ぶかで到着時間がかなり変わります。
ここではロンドンからリヴァプールへの移動と、市内からアンフィールドへの移動を分けて解説します。
ロンドンからリヴァプールへの移動手段
ロンドンからリヴァプールへの移動は、主に以下の2つの方法があります。
| 手段 | 所要時間 | 特徴 |
|---|---|---|
| 鉄道(おすすめ) | 約2時間30分〜3時間30分 | ロンドン中心部のユーストン駅から、Avanti West Coastの直行列車でリヴァプール・ライムストリート駅へ。時間帯によって所要時間が変わります。料金は変動制なので、早めの予約ほど割安です。 |
| バス | 約5〜6時間 | National Express、Megabus、FlixBusが運行。時期によっては£6〜£8程度から見つかることもあり、予算を抑えたい方向けです。 |
複数の移動手段があるため、どれが自分にとって最適か迷う方も多いはず。そこでおすすめなのが、電車・バスを一括比較検索できる「Omio(オミオ)」です。
- 電車・バスのスケジュールや料金をまとめて検索可能
- 日本語表示&日本円での支払い対応
- アプリやウェブ上でチケットを受け取れるため、現地でのチケット受け取り手続きが不要
リヴァプール市内からアンフィールドへの移動
市内からアンフィールドまでは、公共交通機関で十分たどり着けます。
普段の日なら路線バスで約20分。試合当日は専用のシャトルバスが出るので、こちらを使えば約15分でスタジアムに着きます。
| 手段 | 所要時間・料金目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 直行シャトルバス (917番) |
約15分 | ライム・ストリート駅を出た右側に約5分進んだ「コミュニケーション・ロウ」が乗り場。記念塔「Wellington Column」が目印。運行はキックオフの3時間半前〜30分前まで。帰りはウォルトン・レーン/ウォルトン・ブレック・ロードから、試合終了の約10分後に発車します。 |
| 直行シャトルバス (926番=往路/927番=復路) |
約15分 | 往路はリヴァプール・ワン・バスステーション4番乗り場から、キックオフ3時間半前〜30分前。復路は「St Domingo Road」付近発で、試合終了後 最大2時間半のあいだ運行。 |
| 路線バス (17番/26・27番) |
約20分 | 試合がない日やシャトルバス運行外の時間帯に。クイーン・スクエア・バスステーション(17番)、リヴァプール・ワン(26/27番)から。 |
| タクシー/Uber | 約15〜20分/£8〜£10程度 | 急ぎの場合に便利。試合当日は捕まえにくいため、配車アプリの事前手配がおすすめ。 |
| 徒歩 | 約40〜50分 | 約3〜4kmの道のり。時間に余裕があり、街の雰囲気も楽しみたい方向け。 |
試合終了後は、シャトルバスの待機時間や交通渋滞により、市街地まで戻るのに約1時間かかる場合があります。当日の夜に長距離移動を入れず、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
また、試合当日は一部の路線バスが迂回ルートとなるため、最新の運行情報を確認することが大切です。
試合当日のスケジュールとスタジアムの雰囲気
試合当日のアンフィールド周辺は、朝から人が集まりはじめます。サッカーに詳しくない人でも、街の空気が普段と違うことはすぐにわかると思います。
ここからはキックオフまでの流れを、時間軸に沿って追っていきます。ほかの人がどんなふうに1日を過ごしたのかは、プレミアリーグ現地観戦の体験談まとめも参考になります。
- キックオフ4時間前:クラブ公式ファンゾーンがオープン
- キックオフ3時間前:ホスピタリティ利用者の入場開始
- キックオフ2時間前:一般の入場ゲート(ターンスタイル)が開放
- キックオフ1時間半〜2時間前:両チームの選手バスが到着
- キックオフ40分前:選手がピッチでウォーミングアップ開始
- キックオフ直前:「You’ll Never Walk Alone」の大合唱
試合前のワクワク感とファンゾーンの盛り上がり
試合開始の約4時間前から、アンフィールド周辺ではクラブ公式のファンゾーンが開放され、ライブ音楽、フットボールゲーム、キッズ向けアクティビティなどが行われます。
屋台やビールバーが並び、みんな名物フードやビール片手にキックオフを待っています。この時間帯が意外と楽しいので、早めに行くのがおすすめです。
また、スタジアム近辺にはビル・シャンクリー像や「You’ll Never Walk Alone」のスローガンが掲げられたシャンクリー・ゲートがあり、記念撮影を楽しむファンも多数見られます。
キックオフ前の準備と選手バスの到着
キックオフの1時間半〜2時間前になると、両チームの選手バスが到着します。バスが入ってくるのはメインスタンドとアンフィールド・ロードエンドの角あたり。ここには出迎えのファンが集まります。
リヴァプール選手のバスが到着すると大歓声が上がり、みんなスマホを掲げてその瞬間を撮ろうとします。狙うなら早めの場所取りを。
※到着時刻は試合ごとに前後します。正確な時間はクラブの当日案内(LFC HelpのSNS等)で確認してください。
一般の入場ゲート(ターンスタイル)が開くのはキックオフの2時間前です。ホスピタリティ利用者はさらに1時間早く、3時間前から入場できます。
安全対策の強化により、現在は大人の入場者全員がボディチェックを受けます。クラブ自身が「普段より10分早く到着してほしい」と案内しているほどです。
鍵やスマホはあらかじめポケットから出しておくとスムーズ。キックオフ直前に着くと、行列で最初の数分を見逃しかねません。
試合開始直前から試合中・試合後の一体感と余韻
キックオフ約40分前には、両チームの選手がピッチに姿を現し、ウォーミングアップを開始します。
そして、試合開始直前、全スタンドが一斉に立ち上がり、クラブ応援歌「You’ll Never Walk Alone」の大合唱が会場全体に鳴り響きます。
赤いスカーフを掲げて歌うスタンドの光景は、初めて訪れた人ほど強く印象に残ります。ここは動画に残しておいて損はありません。
試合が始まってからもチャントは途切れません。ゴールが決まれば周りの人と抱き合い、失点すればさらに大きな声が飛びます。
試合終了後は、選手がピッチを一周してファンに挨拶するラップ・オブ・オナー。それを見届けてから、余韻に浸りつつスタジアムを出る流れになります。
アンフィールドの座席選び:見え方とおすすめエリア
アンフィールドは4つのスタンドで構成されています。どこに座るかで、同じ試合でも体験がまったく変わります。
まずは4スタンドの違いを一覧で確認してみましょう。
| スタンド | 価格目安 | 雰囲気・特徴 | おすすめな人 |
|---|---|---|---|
| ザ・コップ | £40.25〜£46.25 | ゴール裏。熱狂的なチャントの中心地。前方は雨風・視界の影響あり | サポーター気分を味わいたい人 |
| メインスタンド | £49.50〜£62.75 | 3層構造で最大収容。俯瞰で戦術が見える。雨天でもほぼ濡れない | 試合をじっくり見たい人・家族連れ |
| サー・ケニー・ダルグリッシュスタンド | £56.75〜£60.75 | 2層構造でバランスの良い見晴らし。ファミリーエリアあり | お子さん連れ・落ち着いて観たい人 |
| アンフィールド・ロードスタンド | £46.25〜£56.75 | 拡張で約3層に。一部はビジター(アウェイ)席 | 視界重視・比較的取りやすい席を探す人 |
※2026/27シーズンのプレミアリーグ・ホームゲームにおける公式の定価です(前シーズンから約3%値上げ)。対戦カードのカテゴリーによって同じスタンドでも価格が変わります。リセールサイトの価格はこれとは別に、需給で変動します。
2026/27シーズンから、アンフィールド・ロードスタンド下層に17〜24歳のAll Red会員専用エリアが新設されました。価格は£25.75の均一料金と、通常席の半額近い設定です。
ちなみに16歳以下のJunior席は、11シーズン連続で£9のまま据え置かれています。お子さん連れなら、この価格は素直にありがたいところです。
ザ・コップ(The Kop)
ゴール裏の一枚構造のスタンドで、リヴァプールファンの熱がいちばん濃いエリアです。
昔から立ち見の応援団が集まってきた場所。今は全席指定ですが、それでも多くのファンが立ち上がったままチャントを歌い続けます。
屋根はありますが、前方席は雨風の影響を受けやすく、立ち上がったファンで視界が遮られることもあります。それでも4スタンドの中では価格が抑えめ(£40.25〜)で、サポーターと一緒に声を出したい方には最適です。
メインスタンド(Main Stand)
ピッチの長辺に沿って設置された最新のスタンドで、3層構造によりスタジアム最大の収容人数を誇ります。
中央付近の席なら、戦術や選手の動きを俯瞰で追えます。設備も新しく、家族連れにも人気です。
チケット価格は4スタンドで最も高くなりますが(£49.50〜£62.75)、雨天でもほぼ濡れずに観戦できるのは大きな利点です。
サー・ケニー・ダルグリッシュスタンド(Sir Kenny Dalglish Stand)
以前はセンテナリースタンドと呼ばれていたエリアです。メインスタンドの向かい側にあり、2層構造でバランスの良い見晴らしです。
雰囲気は比較的穏やか。ファミリーエリアもあるので、小さなお子さん連れでも安心して観戦できます。
下段席はピッチが近くて迫力がある一方、選手と目線が同じになるため全体は追いにくくなります。試合の流れをしっかり見たいなら上段席も検討してみてください。価格帯は£56.75〜£60.75です。
アンフィールド・ロードスタンド(Anfield Road Stand)
コップの反対側のゴール裏にあるスタンドです。2023-24シーズンに大規模な拡張工事が行われ、2層からほぼ3層構造になりました。
収容人数が大幅に増加しており、一部はビジター(アウェイ)サポーター用となっています。
ホームファンの場合、アウェイサポーターの近くを避けることで、より快適な観戦が可能です。視界は良好ですが、熱狂度はザ・コップに比べるとやや控えめな印象です。
座席選びのポイントと注意点
全てのスタンドで基本的に良好な視界は確保されていますが、一部のエリアでは柱や手すりによって視界が遮られる「一部視界不良席(restricted view)」が存在します。購入時の案内を確認し、以下のポイントに注意しましょう。
- 視界と距離のバランス:ピッチに近い下段席は迫力がありますが、選手の動きを俯瞰しにくい場合があります。逆に、上段席は全体が見渡せる一方で、距離があるため迫力が薄れる可能性があります。自分が何を重視するか(迫力、全体の動き、天候対策など)を考えて選びましょう。
- 天候対策:冬場や雨天時には、屋根のある上層席がより快適です。特にザ・コップは雨風の影響を受けやすいので、天候に合わせた席選びが重要です。
スタジアム内外のグルメ・グッズショップ事情
現地観戦の楽しみは試合だけではありません。食べ物とグッズも、けっこう大事な要素です。
スタジアムの中と外、それぞれで何が食べられて、どこでグッズが買えるのかを紹介します。
スタジアム内のグルメ体験
アンフィールドのコンコースには、定番のスタジアムフードを売る店がずらりと並んでいます。
温かいミートパイ、ハンバーガー、ホットドッグ、フィッシュ&チップスなど。なかでも濃厚なグレイビーソースのパイは、いかにもイギリスらしい一品です。
リヴァプール名物のビーフシチュー「スカウス」を包んだスカウス・パイも地元ファンに人気があります。せっかくなら、ここでしか食べられないものを選びたいですね。
アンフィールドの飲食・売店は完全キャッシュレスです。クレジットカードやApple Pay/Google Payを必ず用意しておきましょう(£30を超える支払いは暗証番号の入力が必要になります)。
例外は公式グッズショップで、こちらは現金も使えます。余ったポンド紙幣を使い切りたいときは、おみやげ購入に回すのが手です。
売店の混雑を避けたい場合は、公式のSeatServeアプリから事前注文し、ハーフタイムに受け取るサービスも利用できます。
スタジアム外のグルメ・ショップ情報
スタジアムの外では、ファンゾーンに地元のストリートフード屋台が集まります。グリル料理、カレー、ピザなど、選択肢はかなり豊富です。
スタジアムから徒歩数分のホームベイクド・ベーカリー(オークフィールド・ロードの角)は、地元コミュニティが運営するパン屋さん。受賞歴のあるパイが看板商品で、試合日には行列ができます。
パブも周辺にたくさんあります。「The Arkles」や老舗の「The Sandon」は、試合前の一杯や勝利後の乾杯で盛り上がる場所。地元のファンと言葉を交わすなら絶好の環境です。
ただし、どの店も試合当日はかなり混みます。時間には余裕を持って動きましょう。
公式グッズショップの魅力
アンフィールドの中には公式ショップ「LFCオフィシャルストア」があります。ユニフォーム、マフラー、帽子、キーホルダーと、公式グッズはひと通り揃います。
おみやげとして人気なのが、選手名入りのレプリカユニフォームや試合日付が入ったマッチデースカーフ。その日だけの記念になるので、迷ったらこれを選んでおけば間違いありません。試合日は営業時間が延長されます。
スタジアム周辺の道端には、非公式グッズの屋台も並んでいます。安価なTシャツや手作り感のあるマフラー、バッジなど。品質にはばらつきがありますが、ばらまき用のお土産と割り切るなら選択肢になります。
持ち物・服装・ルール:快適に観戦するためのポイント
当日にゲート前で慌てないために、持ち物と服装のルールは事前に確認しておきましょう。
持ち込み禁止物、服装、観戦マナーの順に解説します。イギリス旅行全体の荷物についてはイギリス旅行の持ち物リストにまとめているので、あわせてどうぞ。
なお、アンフィールドのA5という基準はプレミア10クラブでもっとも厳しい部類です。他クラブとの違いはスタジアムの持ち込み禁止物・手荷物ルールにまとめています。
持ち込み禁止物と必要最低限の荷物
アンフィールドのセキュリティチェックは厳格で、大きなバッグやスーツケースでは入場できません。
持ち込めるのはA5サイズ(148.5×210mm)以下の小型バッグのみです。A4は入りません。リュック、ボストンバッグ、スーツケース、クッションはすべて不可。
スタジアムに手荷物預かり所はないので、大きな荷物は宿に置いていきましょう。空港から直行する場合は、駅のロッカーや荷物預かりサービスの確保を先に済ませておくと安心です。
飲み物は、透明で500ml以下のプラスチックボトルなら持ち込めます。ガラス瓶と缶は不可です。
- アルコール類、ガラス瓶・缶
- 花火、発煙筒、レーザーポインター
- ブブゼラなどの楽器、大音量ホーン
- 金属製の旗ざお、スプレー類、刃物・工具などの危険物
- 大型撮影機材(ビデオカメラ、一眼レフ、三脚など)、ノートPC、タブレット
- ゴルフ傘のような大型の傘
スマホはポケットに収まるサイズなら問題ありません。小型の傘は認められるとされていますが、雨具はレインジャケットか携帯ポンチョにしておくほうが確実です。
※禁止物リストはシーズン途中でも更新されます。渡航前に公式サイトの「Prohibited Items」で最新版を確認してください。
服装のポイント
せっかくなら、クラブカラーの赤いウェアやグッズを身につけて応援してみてください。周りとの一体感がまるで違います。
公式ユニフォームでなくても、赤系の服装ならスタジアムの雰囲気に十分溶け込めます。ただし、ホーム席で対戦相手のユニフォームやチームカラーを着るのはトラブルのもとです。絶対に避けましょう。
天候対策も忘れずに。秋冬は厚手のコート、手袋、ニット帽が必要です。屋根のある席でも風は吹き込むので、重ね着で調整できるようにしておくと安心。雨具は前述のとおり、傘よりレインジャケットや携帯ポンチョが確実です。
夏場は、日陰でも肌寒く感じる場合があるので、薄手の上着を用意し、歩きやすいスニーカーを選ぶようにしましょう。
観戦マナーとルール
スタジアム内は全席禁煙(電子タバコ含む)です。座るのは必ず自分の指定席で、通路に立ったり身を乗り出したりしないよう注意してください。
ゴールの瞬間に隣の人と抱き合うのは大歓迎。一方で過度な迷惑行為や暴言、差別的な発言は絶対にNGです。
各所に係員(スチュワード)がいるので、困ったときは遠慮なく声をかけましょう。
もう一つ気をつけたいのが、アンフィールドが住宅地のなかにあること。行き帰りに大声を出さない、ゴミは指定のゴミ箱に捨てる。このあたりは日本と同じ感覚で大丈夫です。
スタジアムツアーに参加する
アンフィールドを試合日以外に訪れるなら、リヴァプールFCが誇る公式スタジアムツアーに参加するのがおすすめです。
普段は入れないエリアをガイド付きで見学できます。試合日程と旅程が合わなかった人にも、これならチャンスがあります。
ツアーの内容と申し込み方法を見ていきましょう。雰囲気を知りたい方は、カンプノウのスタジアムツアー体験記もどうぞ。流れはだいたい似ています。
ツアーの概要と内容
標準の「The LFC Stadium Tour and Museum」は約80分。プレスルーム、ホームチームのロッカールーム、選手入場口のトンネル、ダグアウトまで、普段は見られない場所を順に回ります。選手が試合前に触れる「This Is Anfield」のサインボードも、もちろん間近で見られます。
ツアーのあとは、併設の博物館「The Liverpool FC Story」を自由に見学。こちらは30分ほどを見ておくと安心なので、全体では約110分と考えておきましょう。
ユルゲン・クロップ監督時代の栄光を称える展示エリアは現在も健在です。そこに加えて、歴代監督のフォトウォールにはアルネ・スロットが登場。2024-25シーズンのプレミアリーグ優勝を記念した特別展示「Champions 2024-25」も新設されました。
音声ガイドは日本語を選べます。英語が苦手でも、展示やエピソードはしっかり追えます。
参加方法と注意点
ツアーは毎日10:00〜15:00のあいだに複数回開催されています(博物館は9:00〜17:00)。グループで回るため、人気の日程はすぐに埋まります。予約は早めに済ませておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 大人£24/シニア・学生 £18/子ども(16歳未満)£14/ファミリー(大人2+子ども2)£72 |
| 所要時間 | ツアー約80分+博物館約30分=計約110分 |
| 開催時間 | ツアー 10:00〜15:00/博物館 9:00〜17:00 |
| 休止日 | 12月25日、1月1日、4月15日(ヒルズボロ追悼日)、ホームゲーム開催日 |
| 予約方法 | 公式のスタジアムツアーページから日時・人数を指定 |
| チケット | 予約確認メール(スマホ表示・印刷どちらでも可) |
| 集合場所 | メインスタンド側の「ツアー受付センター」に開始15分前まで |
試合当日は通常ツアーが運休になります(試合日専用の「Matchday Tour」は別途あり)。「観戦の午前中にツアー、午後に試合」という組み方は基本的にできないので、旅程を組むときは注意してください。
4月15日のヒルズボロ追悼日も休止です。1989年の事故で96人(のちに97人)のサポーターが亡くなった、クラブにとって特別な日にあたります。
ツアーは階段の上り下りと歩く距離がそれなりにあります。歩きやすい靴で参加してください。
特別なツアーオプション
アンフィールドのツアーは1種類ではありません。予算と目的に合わせて、いくつかのプランから選べます。
| プラン | 料金(大人) | 内容 |
|---|---|---|
| Stadium Tour & Museum | £24 | 標準プラン。ツアー約80分+博物館 |
| Legends Q&A + ツアー | £60 | OBがガイド役として登場。質疑応答つき(シニア・学生£50/子ども£40) |
| The Anfield Abseil | £46 | スタジアム屋上からロープで降りる体験。約90分(10〜17歳は£39) |
| Matchday Tour | 試合により変動 | 試合日限定のツアー |
| The Anfield Experience | £150〜 | プレミアムVIPプラン |
| The LFC Museum | 博物館のみ | 時間がないときに |
とくに人気なのがレジェンズQ&Aです。フィル・ニール、ジョン・アルドリッジ、フィル・トンプソンといった往年の名選手が登場し、質問にも答えてくれます(誰が登場するかは日によって変わります)。標準ツアーの2倍以上の料金ですが、本物のレジェンドと同じ空間で話を聞ける機会はそうそうありません。
※料金は2026年8月時点のものです。予約時に公式サイトで最新の金額をご確認ください。
まとめ:アンフィールドで一生ものの思い出を作ろう
アンフィールドは、試合そのものだけでなく、スタジアムの雰囲気やクラブの歴史ごと楽しめる場所です。
キックオフの4時間前に着いてファンゾーンをのぞき、パイを食べ、スカーフを買って席に着く。それだけで1日がまるごと思い出になります。試合日程が合わなければ、スタジアムツアーという手もあります。
あとは、チケットさえ押さえられれば準備は完了です。持ち物と服装を確認しておけば、当日は目の前の90分に集中できます。
旅費全体の目安を知りたい方は、イギリス旅行費用まとめもあわせてご覧ください。
※本記事の料金・制度は2026年8月時点の情報です。チケット価格やツアー料金は毎シーズン改定されるため、購入前に公式サイトで最新の内容をご確認ください。
海外サッカー観戦ブログ「海外サッカーのあるくらし」を運営。2008年クラブW杯で海外クラブに興味を持ち、2013年ホワイト・ハート・レーンでのトッテナム対ユナイテッド戦を初観戦。以降、プレミア・CL・W杯など10試合以上を現地観戦。公式情報や一次ソースを基に、チケット取得ノウハウと安全な観戦ガイドを発信しています。詳しくは運営者プロフィールをご覧ください。
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