たしかに、カタールはかつて世界一つまらない街と言われていました。
しかし、現在のカタールは観光に力を入れており、2022年の冬に行われるカタールワールドカップに向けて、さまざまな観光スポットやアクティビティのある場所となりました。
- カタールに訪れたら行くべき観光スポット8選
- カタールに訪れたらやるべきアクティビティ4選
✅本記事の著者(@yu_manchester)
これからカタールに行く方はぜひ最後まで読んで、楽しそうな観光スポットとアクティビティを見つけてください。
現地のツアーに参加するのも非常におすすめです。砂漠ツアーなどカタールだけでしか体験できないツアーがたくさんあります。
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カタールに訪れたら行くべき観光スポット8選
スークワーキフ
スークワーキフはドーハにある市場です。そもそもスークは市場という意味です。
スークワーキフでは伝統的な衣服やスパイス、工芸品、お土産などが売られています。また、レストランで食事をすることもできます。
現在、市場のある場所は100年以上前から、遊牧民の動物や羊毛と日用品を交換する場所として使われていました。
近年は徐々に人が減っていき市場としての役割が少なくなっていましたが、2004年に歴史的な場所として保存されることが決定し、伝統的なカタールの建築技術を残しながらリニューアルされることになりました。
その結果、現在では観光客のあふれるカタールの注目スポットとなりました。
スークワーキフで売っている伝統的な商品
- パシュミナ(シルクのストール)
- ベドウィン織
- カーペット
- アバヤ(伝統的民族衣装)
- 刺繍衣服
- シーシャ
- お香
- ポット
スークワーキフで売っている食べ物
- スパイス
- ドライフルーツ
- ナッツ
- はちみつ
スークワーキフで売っている動物
- 鳥
- うさぎ
- ファルコン
スークワーキフで売っている工芸品
- 木製の嫁入り道具
- 船の模型
- 石膏高下品
- 美術品
- その他木造工芸品
スークワーキフはドーハメトロゴールドラインのスークワーキフ(Souq Waqif)駅が最寄駅で駅のすぐ近くにあります。
カタラ文化村
カタラ文化村はドーハにある劇場や映画館、レストラン、市場などが入っている複合施設です。
カタールは18世紀より前にはカタラと呼ばれており、それが名前の由来となっています。
カタラ文化村ではどんなことを楽しめるのでしょうか?
- 美しい外観のカタラモスク
- ギリシャ様式の円形劇場
- カタラオペラハウスでオペラ鑑賞
- スナンフードホールでショッピング
- カタラ文化村のいたる所にあるパブリックアート
- カタラ丘に登ってカタラ文化村を一望
- テイスティーストリートで食事
- アラブ切手博物館
- アルチュラヤ・プラネタリウム
- カタラシネマで映画を鑑賞
本当に色んなことを楽しむことができますね。自分の興味のあるものを見つけて楽しみましょう。
カタラ文化村の最寄駅はドーハメトロレッドラインのカタラ駅(Katara)です。
ザ・パール・カタール
ザ・パール・カタールはドーハ北部に位置する4㎢ほどの大きさの人工的に作られた島の上の街です。
高級住宅街やショッピングモール、レストランなどが立ち並んでいます。
パールという名前はかつてここで真珠採取が行われていたことに由来します。実は日本がより安価な真珠を供給するようになるまではカタールがアジアで主要な真珠採取国でした。
島は12の地区に分けられ、それぞれの地区は異なる建築様式で街作りされています。
観光客はその街並みを楽しんだり、カフェやレストランで食事を楽しんだり、ショッピングをしたりすることができますが、それ以外にもさまざまなレジャーを楽しむことができます。
ノボシネマ | 12スクリーン、1500席を備えた映画館で高品質の映画を楽しむことができます。 |
メガポリス/ミニポリス | ゲームやアトラクションが楽しめる屋内エンターテイメントです。 |
キッズゾーン | 親と子供が知育おもちゃや電子おもちゃで一緒に楽しめるおもちゃ屋さんです。 |
ピアノ階段 | カナート地区に設置された30段の階段はピアノのように1段ごとにライトが光り、メロディーを奏でます。 |
キュリオ・シティ | あらゆる年齢の子供が遊びを通して科学など様々なことを学べる教育的な遊び場です。 |
クレイ・エンカウンターズ | 大人も子供楽しく陶器のオブジェを作ることができる陶芸スタジオです。 |
カルーセル | ポルトアラビア地区にある絵画、動物の乗り物などを家族で楽しめる定番の施設です。 |
ラブ・カタール | 巨大な「Love Qatar」の文字の前で多くの人が写真撮影するスポットとなっています。 |
サブゼロ氷ラウンジ | 氷の彫像に囲まれるという氷河体験をしながら、温かい一杯を楽しむことができます。 |
水上タクシー | パールアイランド内を移動できるドーハ唯一の水上タクシーです。 |
公共の遊び場 | 滑り台やブランコ、噴水などがあり、子供達が自由に遊べます。 |
ボードウォーク | 美しい水上の景色見ながらを、散歩やジョギングを楽しめます。 |
ザ・パール・カタールはドーハメトロのレッドラインのレグタイフィヤ(Legtaifiya)駅からバスに乗り換えて行くことができます。
カタール国立博物館
カタール国立博物館は2019年の3月にオープンしたドーハにある新しい博物館です。
カタール国立博物館では主にカタールの過去、現在、未来に関するものが展示されており、カタールの文化について学ぶことができます。
砂漠とペルシャ湾の自然史に関する展示から始まり、ベドウィン文化の工芸品、部族間戦争に関する歴史展示、カタール国家の成立、そして石油の発見から現在へと、年代順にゆるやかに配置されています。
考古学的遺物、建築要素、遺産となる家庭用品や旅行用品、織物や衣装、宝石、装飾美術、書籍、歴史文書など約8000点もの展示品を目にすることができます。
遊牧民とその長い伝統からなるカタールは3段階で経済的に成長していきました。1つ目は、ローマ時代から続く真珠採取と真珠の交易。2つ目は、第二次世界大戦後の石油の発見、そして3つ目はその20年後に天然ガスの発見です。
カタール国立博物館はドーハメトロのゴールドラインの国立博物館(National Museum)駅から徒歩5分です。
イスラム美術博物館
イスラム美術博物館はドーハの人工的に作られた島の上にある博物館です。
古代イスラム建築の影響を受けつつ、幾何学模様を含む独自の現代風なデザインが特徴的です。
イスラム芸術美術館は、7世紀から20世紀にかけて3大陸から入手した金属細工、陶器、宝石、木工、織物、ガラスなど1400年以上にわたるイスラム芸術を展示しています。
1980年代後半から集められた写本、織物、陶磁器などのコレクションを収蔵されており、スペイン、エジプト、イラン、イラク、トルコ、インド、中央アジアに由来するイスラム美術品の展示としては世界最大規模です。
館内では展示品以外にもレストランや公園、図書館などを楽しむこともできます。
イスラム美術博物館はドーハメトロのゴールドラインのスークワーキフ(Souq Waqif)駅から徒歩20分です。
イマーム ムハンマド イブン アブド アル ワハブ モスク
イマーム ムハンマド イブン アブド アル ワハブ モスクは別名グランドモスクとも言われ、ドーハにあるカタール最大のモスクです。
カタールの創始者シェイク・ジャシム・ビン・モハメド・アル・ターニーのモスクがあった場所に2009年に新しく建てられ、日没後は巨大な砦のような外観が印象的です。
モスク内には3つの図書館、男女別の礼拝室と沐浴室、コーランを暗記するための特別室があり、3万人以上の礼拝者を収容することができます。
宗教に関係なく、祈りの時間以外であれば誰でも入場できます。女性は頭を覆うためのスカーフや、必要であればアバヤも用意されています。
他の礼拝堂と同様に、訪問者は敬意を払い、礼儀正しくする必要があります。また、7歳以下の子供の入場は禁止されており、女性の礼拝エリアでの写真撮影も厳しく禁止されています。
イマーム ムハンマド イブン アブド アル ワハブ モスクはドーハメトロのレッドラインのウエストベイ・カタールエナジー(West Bay Qatar Energy Station)駅からバスに乗り換えて行くことができます。
アル ワクラ ダウ港
アルワクラはドーハから南に車で10分ほどの場所にある都市で、かつて真珠採取で有名な都市でした。
現在のダウ港は2017年に改修を経て一般公開されており、数々のダウ船を観察することができるスポットとなっています。
ダウ船はインド洋全域で広く使われている帆船であり、木製の板をつなぎ合わせて作られているという特徴があります。
かつてダウ船を用いてアラビア商人が広範囲な海上活動を行っており、特に10〜11世紀が最盛期で、インド洋商業圏が形成されていました。
朝一番にダウ港を訪れると、数百隻のダウ船が整然と並んで停泊しており、ダウ船クルーズに誘う物売りもおらず、船の整備をする人や、夜釣った魚を下ろす人など、実際の港の動きを見ることができるかもしれません。
もちろんダウ船のクルーズに参加するのも面白いと思いますよ。
アル ワクラ ダウ港はドーハメトロのレッドラインのアル ワクラ(Al Wakrah)駅からバスに乗り換えて行くことができます。
ズブラー砦
ズブラー砦は世界遺産「アル・ズバラー遺跡」の主要な建築物で、18世紀の典型的なアラブの砦をそのまま残しています。
アル・ズバラ要塞は、1938年に沿岸警備隊の基地として建設されました。侵略者から周辺地域を守るために19世紀から20世紀にかけて、数多くの砦が築かれました。
その後、博物館として改修され、さまざまな展示品や美術品、特に現代的な考古学上の発見物が展示されています。
現在は邸宅、モスク、中庭の家、漁師小屋、通り、二重の防御壁、港、運河、墓地などの遺跡を見ることができます。
ズブラー砦はドーハから北に100kmほど離れた場所に位置しており、バスや車で向かう必要があります。
カタールに訪れたらやるべきアクティビティ4選
砂漠体験
カタールは砂漠の国です。カタールに行って、砂漠に行かないというのはもったいないでしょう。
砂漠で楽しめるアクティビティとしてラクダ乗り体験、サンドボード、砂丘バッシング、夜のデーザートサファリ、4輪バイク乗り体験などがあります。
サンドボードとは板の上に乗って砂丘の斜面を滑り降りるスノーボードのようなアクティビティです。スノーボードのように板の上での姿勢は決まっているわけではなく、板の上に座ったり、寝そべったりして滑ってもいいみたいです。
砂丘バッシングとは4WD車で砂漠を駆け巡るというアクティビティです。柔らかい砂の表面は砂嵐の影響で変化し続けるため、車のスピードも目まぐるしく変化し続けます。
夜のデザートサファリでは砂漠でグランピングを楽しむことができます。遊牧民風のテントでカーペットを敷いて、豪華なバーベキューを楽しみます。
4輪バイク乗り体験は砂漠の上を自分で4輪バイク(バギー)を運転して走り回るというアクティビティです。自分で運転できるので、爽快感がありそうです。
これらの砂漠体験をセットで楽しむことができる現地ツアーも開催されているので、参加してみてはいかがでしょうか。
アル タキラ マングローブ カヤック体験
ドーハから約35~40kmに位置するアル タキラ マングローブは、手つかずの青緑色のビーチが広がる美しく静かな自然スポットです。
アル タキラ マングローブは、カタールで最も大きな森林のひとつで、砂漠の国にこんな場所があるのかと驚く観光客も多いでしょう。この森林には、一年中、サギやフラミンゴなどの渡り鳥や多くの種類の魚や甲殻類が生息しています。
干潮時になると、マングローブの根が砂浜を突き破って現れるのが印象的です。
四方を緑に囲まれたマングローブの森をカヤックで進み、季節のフラミンゴやサギなど、さまざまなユニークな動物に出会えるスリリングな時間を過ごすことができます。
アル タキラ マングローブはドーハから車で1時間ほどです。
ジェットスキー
実はカタールでは昔からウォータースポーツが人気であるって知っていましたっか?
ウォータースポーツの一つであるジェットスキーは、ウォーターアクティビティのスリルを味わえるだけでなく、旅行者に楽しさいっぱいの時間を提供してくれる体験です。
ジェットスキーでアラビア湾の暖かい海を駆け抜けるのはとても気持ちよさそうです。
ジェットスキーをやったことがない人もカタールで挑戦してみるのもいいかもしれません。
スキューバダイビング
もう一つカタールでできるウォータースポーツとしてスキューバダイビングがあります。
カタールは世界最大級のジンベエザメの集まる場所として知られており、カラフルな魚に加えてジンベエザメも見ることができるかもしれません。
また、珊瑚礁やたくさんの沈船、沈没した石油掘削装置なども見ることができ、間違いないく他の場所とは違ったスキューバダイビング体験ができそうです。
まとめ
ワールドカップでますます盛り上がりを見せているカタール。
みなさんが知らなかったカタールの魅力が見つかったのではないでしょうか。
カタールで観光またはカタールでトランジットという方はぜひ参考にしてみてください。
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